多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

年末年始の食事 高齢者・病人バージョン

2018-12-31 09:37:02 | 食生活
四世代同居の時代、大量の年末年始の食事作りにかなり時間を割いた。


明治・大正・昭和・平成のそれぞれの世代プラス、


親戚が来るので 通常でも食事量が多い我が家の数倍の量を作った。


お餅も家で準備し、お鏡餅も作った。


普通のお餅の他に、粘りが少なくて 食べやすいもち米にうるち米を混ぜたものも準備した。


そのお餅も難しくなった高齢者には、うるち米の粉を練って 餅もどきを作って


お雑煮にした。


おせち料理そのままが難しい人には、それぞれひと手間かける。


魚類は骨を取って細かくし、片栗粉であんをからめる。


肉類も同様。


食材を細かくすればいい人、火の通りをよくして柔らかくすれば食べられる人、


それぞれに 工夫して、「お正月らしさ」が味わえるようにした。


田作りは、油分の摂取制限がない人なら、一回素揚げしてから作ると、


格段に食べやすくなる。油がダメな人には、田作りではなく、他の小魚を煮て


田作りもどきを出した。かみ切れなくて嫌な思いをさせたくないから。


昆布は 糸昆布の料理を用意し、昆布巻きが噛めない人にはそちらを出す。


この高齢者・病人バージョンおせちは、普通の人も気にいって箸をつけることもあった。


今年は 夫が療養中である。年末年始は 食事の時間が長いので、つい食べ過ぎる。


夫は 噛む事への配慮はいらないけれど、油ものが好きなので、油の摂取量と


糖質やカロリーに注意。年末年始に体重増やしてはいけないので。


年末の食材は値上がりすると言うが、私が行くスーパーで、


価格が上がっているのは加工食品が多い。野菜は出来がよく出荷量が多いのか


さほど変わらないか、中には値が下がっているものもある。


肉は クリスマス前に鳥が値上がりしたけれど、豚肉はいつもより安かった。


クリスマス明けには 鳥が値下がりしたので、我が家はその時安いものを買って


献立を作るので、あまり影響なかった。


乾物は 常備しているので 年末に買い足した物はない。


わが家で年末年始用に買った加工食品は、かまぼことハムくらいである。


人の手がかかった商品は、手間賃の分、値上がりがあっても仕方ない。


加工した物を買うより 素材を買って作った方が安いし好みの味になるので、


作れるものは作る事にしている。


昆布巻きが煮あがったので、今度は 黒豆とぜんざい用の小豆を煮る。


夫が大の豆好きなので、大袋を買い鍋一杯煮る。


既製品では量が足りないし、味も違う。


今日出来上がったものは、今日の年越しの食事になる。


夫の家では、おせちは年越しに箸をつけるものと決まっている。


夫が病院ではなく、家で年越しできることに感謝。


年末に入院騒ぎで、忙しい年の瀬でしたが、終わりよければすべてよし。








塩数の子 訳あり 数の子 薄皮無 折れ子除去 250g 10-15本前後 お正月 おせち料理 (250g入 1パック 通常)
クリエーター情報なし
海鮮工房 黒帯
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夫、危機一髪

2018-12-29 10:47:58 | 病気あれこれ
数日前の事。夫の様子がおかしかった。


どこがどうとは言えないのだが、いつもと違う事はわかる。


職場で人手が足りず、年末年始の休みが短くなるくらいなので、


仕事量も多く 疲れているのだろうかと思ったが、それとは違うような気がした。


「それ取ってくれ」「あれが欲しい」と 私に言いつけてくるが、


普段なら 自分で冷蔵庫を開けたり、食料庫をあさり、勝手に食べてしまう人が


私に「持ってこい」という。食欲はあるが、動く余裕がないのは変だ、と感じつつ


夫の言うとおりにしていた。


大丈夫かなあ、病院行った方がいいかなあ、でも本人には病識ないよね。


子どもだったら「何か変です、調べてください」って連れていけるけど、


本人に病識なしなのに、何も症状がないのに連れていけないし。


翌朝、起きてきた夫が「なんか変だから今日は病院いってから仕事いくわ」と


言い出した。ああやっぱり。病院についていこうと言ったら、


「病院の後 仕事に直行だから、お前来てもじゃまだしな。


俺が送っていけないから、お前電車とバスでしか帰れないぞ。一人で行く。」


と 断られ、休日の自閉っ子と二人で、「いってらっしゃい」と送り出した。


それから数時間後、電話である。夫だ。


「俺なあ、診察してあちこち検査してもらったけど、OOだって先生に言われて、入院する事になった。


すぐ来てくれ。」


大きな病院なので、どこへ行けばいいのか把握しておこうと思い、


夫に病室を尋ねたが、「わからない」の一点張りである。今どこなのか、


外来なのか 処置室か、どこか別の場所で説明を受けたのか、と聞いても


「わからない、来てくれ」と パニック状態である。


すぐにいくから、と自閉っ子に手伝ってもらい、入院の荷物をこしらえ、


2人でバスに乗った。終点まで乗り、電車を待つ。


自閉っ子は「お父さんは病院のベッドなんかじゃ寝れないよね。睡眠不足になっちゃう。」


「TV大好きだけど、病院は9時消灯だから、お父さんつまんないよね」


「ごはんも お父さんには足りないよね、おやつ持ってっていいのかな?


先生に聞かないと。」


と 荷物を抱えつつ、しきりに心配している。


そうだね、早くお父さんが退院できるように応援しよう、と返事をした。


電車に乗り、病院の最寄駅で降りて歩く。


夫がどこにいるかわからないので、総合受付に行き、


「今日外来を受診して、入院する事になったOOOの家族ですが、


どこに行けばいいでしょうか?」


「OOOさんですね。お調べします。」と私が話していたら


自閉っ子が「あ!お父さんだ!」と大声を上げた。私の目には見えないが、


夫がいるらしい。自閉っ子についていくと、入退院受付の窓口に夫が立っていた。


「荷物持ってきたけど、病室わかる?」と尋ねたら、


「先生が、検査の後 処置してくれて、外来でも大丈夫だからと言われた。


今日は帰っていいって。」


会計やその他の手続きを済ませ、帰宅。夫のぽつりぽつりの話と、


持っている伝票や書類から推察すると、あちこちの科を転々とし、その間に


各種検査をするうちに 病名がわかったようだ。専門医が検査や処置をするときに、


麻酔やメスも使ったようだ。


「先生に(もう少し遅かったら死んでましたよ)って言われた。」夫の言葉に


後悔。やっぱり前日に無理にでも病院に引っ張っていけばよかった。


私は気づいていたのに、そこまで悪くさせてしまってごめんなさい。


夫はもちろん、自閉っ子も心労が大きかったようで、自室にこもっていたと思ったら、


お風呂も入らず、夕食にも来ない。


入院の電話があった時に 兄ちゃんにも知らせておいた。


早めに 帰宅してくれた兄ちゃんが、いきさつを聞き、


「入院でなくてよかったな。あとは先生のいう事を聞いて治療しないとな」と


高たんぱくでかつ消化の良い食事を作ってくれた。


自閉っ子に「兄ちゃんが おいしいもの作ったよ」と声をかけたが、


返事がない。戸を開けたら、寝息を立てていた。


緊張して疲れたんだな、お父さんとうちに帰れて安心したんだなあ、と


そのままにして部屋を出た。


帰宅途中に寄ったスーパーに、新年用の生菓子があったので、


夫が命拾いできたお祝いに買い、ご先祖に報告とお供えをした。


会社の配慮で、その日から休ませてもらえる事になり、そのまま


年末年始の休みに入る。大難が小難で済んで本当によかった。


医療費がかかる分、お正月の食事は質素になる。


年越しや新年の食事を楽しみにしていた夫であるが、


暴飲暴食は厳禁である。健康的な食事で年末年始。


早く元気になって、先生の許可が下りたら、その時には


うんと奮発しようと思う。









練り切りあんで作った祝い菓子 引き菓子(小) 小浜屋菓子店・新潟県
クリエーター情報なし
小浜屋菓子店
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クリスマスプレゼント

2018-12-24 12:34:58 | 思い出
子ども達が小さなころに、クリスマスプレゼントを準備したかどうか、記憶がない。


アルバムの写真を見ると、長男が小さなころには


クリスマスケーキが写っている。実家のじいちゃん婆ちゃんが来て


乗用おもちゃに乗せてうれしがっているものもあるから、


その頃は じいちゃんサンタ ばあちゃんサンタが何かしら


買ってくれてたようである。


私は 子ども達に 高価な物を買った記憶がないので、


子ども達は ささやかなプレゼントをリクエストしていたようである。


最後のサンタさんは、自閉っ子が小学校卒業あたりだった気がする。


「いつまでサンタさん来てくれる?」という自閉っ子に、


「OOちゃんとこも 赤ちゃん生まれたし、親戚のOO兄ちゃんととこも


赤ちゃん生まれたよね。小さい子もプレゼント欲しいから、大きくなった子が


サンタさんに(もうプレゼントは 要りません)って いわないと、


小さい子の分まで 用意できなくなっちゃうよね。」と説明し、


納得してもらった。


よそのおうちには 髙いゲーム機が届いているのに、


わが家にはなぜ来ないのか、という疑問が 兄ちゃんや自閉っ子から来たけれど、


「うちは古い家なので コンセントの数が足りない」


「電気工事費までは サンタさんは出せない」


「第一ゲーム機が来ても、ゲームソフトを買うお金はうちにはない」


と 説明したら 納得していた。


煙突がないのに どうやってくるのか、という問いもあったが、


「うちは古いから、サンタさんなら 簡単に戸が外せる」


「煙突はないけど どの部屋も 天井板はずせば かんたんに入れる」と答え、


爺ちゃんが 時代劇見てるときに 天井裏から隙を伺う忍びを見せたら


「そうかあ」と言っていた。


私も幼い時にサンタさんにおもちゃをもらった。


中がどうなっているか知りたくて 父の工具箱を持ちだして


ドライバーで 分解したら 母にこっぴどく叱られたので、


サンタさんに物をもらうと ろくなことにならない、と後悔した。


クリスマスにはあまりいい思い出がないし、クリスマス予算もないので


今日の 我が家は鍋いっぱいのおでんで おでんパーティーです。


おでんだけでは 男たちのお腹は満たされないので、お肉を焼く予定。


おでんと お肉。変な組み合わせですが、兄ちゃんのリクエストなので、


今 米のとぎ汁で大根の下ゆでし、大量の卵茹でてます。


大根と卵だけやっておけば、練り物は すぐ火が通るし。


大鍋いっぱい作っても、あっという間です。茹で卵は一人3個まで。


 








かみさまからのおくりもの
クリエーター情報なし
こぐま社
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夫たるものの心得とは。

2018-12-21 08:34:40 | 結婚生活
今朝 自閉っ子が、「結婚するにはどうしたらいいか」と言ってきた。


学生時代は5時起きしていた自閉っ子も、今は社会人なので


朝のスタートが遅い。会社の最寄駅まで行けば


会社のバスが待っていて、会社の門まで送ってくれる。


駅から 徒歩で20分、の時代からしたら別世界である。


朝も 遅く起き、ぎりぎりまで スマホや タブレットである。


「まずさあ、早起きして 家の事手伝うとか、そういう癖つけないと


結婚生活できないと思うなあ」


「え?」


「奥さんが 専業主婦だったとしても、朝の家事全部やってもらって


自分は仕事行くだけ、って逆だったらどう思う?」


「やだ」


「もし 奥さんも仕事してたら、朝自分だけ家事やって、


片方は時間ぎりぎりまで 遊んでたら嫌だと思う」


「うん」



・・・とここまでは 順調に話が進んだのだが


「じゃあ、お父さんは何してるの?」


「えーと、お父さんは 朝起きて


トイレ行って顔洗って ご飯食べて。」


「うん。知ってる。さっき見た」


「お弁当と作業着カバンに入れて」


「それから」


「新聞読んで今TV見てるとこ」


「えー?おかしいじゃん、それ」


・・・あんたは お父さんとは 状況が違うのだよ。


と 思ったが 説明してる暇はないので、


夫と兄ちゃんを送り出し、その後 自閉っ子を見送って、


私は 洗濯をして、ただ今小休止。


夫ができる家事、してくれる家事は 限られているけれど、


十分私の助けになっているし、朝 これから仕事にでかける夫に、


負担を掛けたくないなあというのが私の気持ちです。


家事で どうしても夫に頼みたいのは、


「何かを棚や冷蔵庫に戻す時は 最上段に入れないで」という事と


「何かを使ったら 同じ場所に戻すか、使ったぞと一声欲しい」です。


さっきも 自閉っ子と話してる間に 夫が冷蔵庫からチーズを出して食べ、


冷蔵庫の最上段に戻したまま出勤してしまったので、私はチーズトーストを食べるために


一苦労したのでした。


あと 物の場所が変わっていると、片目の視野が狭い私には


「物が無くなった」のと同じ状態なので、不便です。


自衛して はさみや 紐、ガムテープ等は自分用を確保してありますが、


その自衛箱からも 夫が持っていってしまう事があり、困る困る。


「使うぞ」と一声かけて欲しいのですが、夫も目的が終わったら


それで 脳みそ使うのやめてしまうようで。


先日 あっちからもこっちからも 使いかけのガムテープが出てきて、


一年くらいは 買わずに済みそうです。メモメモ。


夫のヌケや欠けは 許せるし 家事が不得意でも


私ができる事はするので それでいいのですが


自閉っ子は そういうわけにもいかないだろうなあと


話を振ってきたので 返事した次第。


兄ちゃんは 家事全般、私を凌駕し、亡きじいちゃんばあちゃんが


身に着けていたスキルも マスターしてるので、結婚したとしても


仕事と家事と育児の3つくらいは こなせるんじゃないかと


思っています。配偶者が 夜勤とか 出張とかが欠かせない仕事を持ってても


十分 夫として助けになりそうです。


私は 夫婦でシェア、というのが なんかめんどくさいし


他人行儀で嫌です。できる人ができる時にすればいいじゃないの、というスタンス。


夫は 仕事で 心身のエネルギー使ってくるので、


私は 補充係に回ってます。


私が 家事育児介護と生活費確保の全部を担っていた時期もありましたが、


それができたのも、「夫のため」だからで、


もし「子どものため」だけだったら すぐに挫折したと思います。


夫の存在が、私の活力源なので、家事ができるかできないか、


収入がいくらかとか 社会的地位とかは 関係ないです。


今日も 夫の帰宅を 楽しみに、一日を過ごします。




















名物チャーハン 5食セット
クリエーター情報なし
うま屋フーズ
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夫のお買い物

2018-12-20 10:26:27 | 
先日の事である。夫が 買い物に行くという。


時は 夕食後、家族で のーんびり、の時間である。


買い物、といっても 一仕事である。コンビニも スーパーも、


徒歩圏内にはなく、車を走らせても、8時には 閉店、というお店もある。


夫の目的は、林道走りぬけて 山のふもとのスーパーで


見切り品を買って 夜食にする事である。


自閉っ子は 夕食で満足だが、真っ暗でカーブきつい山道走ったり


街へ出てからは明るい道で よその車を見たりが楽しいので、


「ついてく!」と 支度を始めた。


兄ちゃんは「俺はいいよ」で、


私は 夫に「プリン買ってきてくれる?」と頼んだらOKが出たので


家で待つ事にした。早く入浴したいし、読みたい本もあった。


で、小一時間過ぎた頃に 自閉っ子から電話。だが聞こえる声は夫である。


「あのなあ、プリン(の値引き品)が売り切れなんだがなあ、


他のもんでもいいか?」


「他の、って何?」


「3個パックのやつ」


「プリンがないなら ゼリーはないの?」


「えーと・・・コーヒーゼリーがある。」


「悪いけど メーカーわかる?」


「メーカー?えーと、新鮮な北海道産生乳使用・・・」


滔々と製品のキャッチコピーを読み上げる夫。


誠意は伝わるが、それは メーカー名ではない。


しかし 北海道生乳使用とあるなら 大丈夫だろう。


「値段高いの?予算越えちゃう?」


「いや、割引してあるから大丈夫」


「じゃあ買ってくれるのねー。気をつけてねー。」


「おー。」


というわけで 会計してドライブして 帰宅した2人。


私には コーヒーゼリー、兄ちゃんには 飲み物が。


自閉っ子も お供のご褒美に お菓子もらってました。


夫は 戦利品を並べて、「何が食いたい?」と自慢げです。


串カツや お刺身は 男たちの夜食ですが、


言ってないのに 卵を買ってきてくれたり。


そういうのもうれしいです。













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longcham(ロンシャン)
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