多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

診断名に合う仕事は無いと思う

2019-03-19 09:30:00 | 労働
私自身 発達障害を含む複数の障害を持ち、


息子達も 発達障害である。


様々な人に、「発達障害に合う仕事は何でしょう?」と聞かれる。


私も 息子達も 発達障害ではある。似た部分もあるが、


違いの方が大きい。


就いている仕事、していた仕事も 皆別である。


その人に合った仕事、向いている仕事というのはあるかもしれないが、


診断名で「これが向いている」というのは 無いように思う。


自閉っ子が通っていた高等支援学校にも、たくさんの生徒さんがいたが、


選んだ仕事は 様々である。



「発達障害だからOOは向いていない」「OOを選んだ方がいい」と


本人が経験から判断するのではなく、周囲に言われて


進路選択をする事が当たり前になってきているようで、


コワイなあ、と思う。


私は 発達障害であるが、これまでに 販売の仕事しか経験がない。


これを話すと 驚かれる事が多いのだが、発達障害だからといって


販売や接客業に向いていないという事はない。


向いている仕事、やりたい仕事は その人その人で違うのが当たり前なのに、


「発達障害だから」とひとくくりにしないほうがいいと思う。









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仕事の思い出

2018-09-13 13:06:31 | 労働

私は 結婚後 正社員からパートになり、しばらく仕事をしたが、


妊娠を機に専業主婦になった。それから数年後、子どもを保育園に入園させるために、


また 働きに出た。運がいい事に、退職した会社の支店が


わが家から 車で15分の所にでき、「パート・アルバイト募集」のチラシが来た。


面接に行ったが、すごい人数で、面接を受けるだけでも


待ち時間が長かった。控室では「これじゃあ私落ちるわ」「やめようかなあ」と


気弱な声が 聞こえた。面接を受けてもいないのに、勝手に「私はダメ」と決める神経が


不可解である。私は 忙しい中時間を作ってきたのに、途中で帰る方が損だと思い、


面接の順番を待った。面接相手が誰だったかは記憶にない。


皆スーツの 兄ちゃん・おっさんだし、私は 人の顔がわからない。


役職順に 紫とか 黄色とか せめてネクタイでも違っていたら


わかったかもしれないが、皆ハンコで押したような恰好である。


私の履歴書を見た 面接官は「あれ?OO支店にいたんですか?」と


一気に丁寧な口調になった。わっはっは。君たちが「社長」と呼んでる人の


もっと上の人が「社長」だった時代に私は働いていたんでね。と顔には


出さないが「はい、そうです」と答えた。


「じゃあアレとかコレとか もしかしてナニナニもやってらしたとか?」


「ええ、まあ」と いいつつだんだん態度が大きくなる私。


逆に 敬語で 質問してくるおっさん。


「えー、では 採用かどうかにつきましては、封書でご連絡差し上げますので、


今日は これでお帰りください。お疲れ様でした。」


深々とお辞儀をされ、ドアを開けてもらって 退席する私。


別に大したことではないと 急いで家に帰って 家事に追われていた時に、


電話が鳴った。こんな忙しい時に誰だよお、と電話に出たら


さっきのおっさんである。


「実はですね、こよりさんがお勤めだったOO支店のOBのOOさんに


ご連絡を取らせていただきまして・・・」


何でもいいから 早くして。と思った時に


「採用の件ですが、できたら明日出社していただくわけには


参りませんでしょうか?」と来た。


はあ?数時間前に面接終わって、今 夕食の片づけしてて忙しいのに、


「採用したから 明日から来い」だと?


むー・・・納得できないなあ。連絡は封書って言ってたのに、


夜電話。察するに 私の元上司から 私の仕事の仕方とか聞いて、


「ブランクあるし、当時とシステム違ってて 悩むだろうけど、


あの人 採用しとけば役に立つよ」とでも言われたんだろう。


自分で 決められなくて、OBに相談して、封書でといいつつ


電話ですか。


普通の人なら 何も感じないでしょうが、私は 自閉バリバリですから、


「封書で連絡します」と数時間前に言った人が、電話で連絡してくるのが


イヤなんですよね。納得できない。だったら 自宅に来たらいいじゃないか。


とか あれこれ思いましたが、昔と同じ会社に復帰できるうれしさで


「はい、明日伺います」と返事をして、「文句は明日言えばいいか」と


思っていたのでした。


そして 出向いた新支店。商品も搬入済んでないし、あちこち気になる所が。


私の新上司ですが、過去のキャリアは 私とさほど変わらないおっさんに


連れられて 会社を一回りし、「何か したい事ありますか?」と聞かれたので、


「在庫の配置が 決まってるなら、今ある分だけでも


品出ししたいですね。あと 部署別のマニュアルがあったら、全部目を通したいです」


目を丸くするおっさん。自分で聞いといて 何をびっくりしてるんだか。


一日も早く 売り場作らないと、倉庫が一杯になってから品出し始めても


遅くなる一方なんだけど。


私は マニュアルにさっと目を通し、売り場の位置を 確認し、


倉庫に 置かれた段ボールを開けて、マニュアルに添って品出し。


おっさんに「白手袋 3組と ペンとメモ、ほこり取り用のモップ、付箋下さい」と


頼み、せっせと品出し。いやー、久々の仕事って楽しいな。


ワクワクしながら 商品を並べ、ほこり取りつつ 付箋に日付と私の名前書いて棚の隅に


貼りました。不具合があった時に「これいつだれがやったの?」という無駄なやりとりを


避けるため。これならすぐ私に連絡がくるでしょうから。


初日は あっという間に 時間が過ぎ、気がついたら


今度は 知らないお兄ちゃんとお姉ちゃんのペアが。


「私OOと申します。ここの社員です。こよりさんは 大先輩と伺いました。


私に至らない所がありましたら、遠慮なくおっしゃってください。


会社のシステムも 多少変わっていると思いますので、わからない事は


何でも おっしゃってください。」


ほー。なかなか礼儀正しい子だなあ。パートのおばさんにも


自分から自己紹介かあ。


「僕はOOと申します。何かわからない事があったら、僕に聞いてくださいね。


よろしくお願いします。」


俺をなめるなよ、って感じが伝わって来たので、


「ブランクも長いですし、お手数おかけすることがあるかと存じますが、


よろしくお願いします」と お辞儀をしておきました。


そのうちに システムにも慣れ、正社員の方々が


新しい パートさんやバイトさんの 指導でお忙しい中、


リサイクル品(爆)の私は、一人で 好きなように売り場を作り


在庫を把握し、お客さんに尋ねられた品物の在庫を


正社員の方が POSやら パソコンで入荷状況を確認している隙に


「当店では こちらとこちらが ございますが、ご覧ください」と


お客様に お渡しして、あとの応対は 兄ちゃんや姉ちゃんに


譲って、ぱたぱた短い足で 忙しく楽しく仕事をしたのでした。


家族の世話や 介護があるので、朝早くや 日中は最低限にし、


夜 家族の夕食や入浴を済ませてからの勤務が多かったですが、


今思い出しても 楽しい時間でした。


自分で並べた在庫だから、何がどこにあるか


一番早くわかるの当たり前なんですが、お客様や 正社員や


パート・バイトさんには 「仕事ができる人」と


思われたようです。品物を出せない日は、ちょっと早めに来て


売り場を一回りして 「ああ、ここが変わってるな」「あの商品は無いな」と


頭に入れてから 着替えをして 売り場に。


簡単な事なんですが、やらない人から見たら、「店の在庫を把握してる」だけで


「すごい人」と誤解されたようです。


何が 評価されるかわからないから、働くって面白いなあと思います。




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働きたい人、働きたくない人、働けない人

2018-08-27 09:11:21 | 労働
夫も、息子達も、「労働者」である。


私は 現在無職である。定収入はなく、夫の扶養家族である。


夫は「働いているが、できれば(働きたくない)人」


長男は「心身共に限界ぎりぎりまで働いている人」で


次男は「働いているが、もっと難しい仕事、高収入の仕事がしたい」人である。


私は フルタイムで働いていた時期もあり、パートでの経験もある。


専業主婦も 兼業主婦も経験し、 働きつつ子育て・介護・家事をこなした時期もある。


今 自宅で過ごす時間が増え、「働きたい」気持ちが出てきたが、


近所には 働ける場所がなく、遠方に通勤する術もない。


私がなぜ 働きたいのか、を考えてみたが、


収入を得たいというのも 理由の一つだが、


自宅で 一人で家事をする、というのが


向いていないというのが大きな理由である。


自分で決めて、自分で何かこなす。成果が出たのかどうかを


自分で判断する。この単調作業が嫌である。もう飽きた。


専業主婦時代でも、家族が自宅に誰かいる、という時は


同じ家事でも「誰かのニーズ」があるので、達成感ややりがいがあった。


介護の度合いが深くなると、24時間体制で、フル回転である。


自分の した事が どういう結果になるか、相手の要求が何で、


自分は今どこまで できそうか、それを瞬時に判断して


動く毎日は、忙しいけれど、面白いし、やりがいがあった。


息子達も 自立し、家事なども 二人で十分、いや十二分にこなせる今、


私は 「主」婦ではなく「従」婦である。


息子達も 仕事が忙しく、帰宅してからの夕食の支度は、


遅くなる。私が 気を利かせたつもりで 昨日ご飯を炊いたら、


長男から 「優しくしかし厳しく」お叱りを頂いた。


季節は 秋である。新米がまだ出回らない。好天が続き、


空気は乾燥している。私は 水加減を 普通にして炊いてしまい、


固めのご飯を好む長男の口にも 「固すぎる」ご飯ができあがってしまった。


昔取った杵柄は、もはや朽ちてしまった私である。


年寄りの冷や水。














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KADOKAWA
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「誰でもできる仕事」の怖さ

2018-08-26 16:00:46 | 労働
書店で買い物中、レジを数十分にわたり


止めてしまった。私の後は行列だが、他のレジを開けて


店員さんが 応対してくれたので 助かったが、


それまで ひやひやした。


最近の書店は、ポイントカードが アプリになっている。


私も勧められ、そこの書店のアプリをダウンロードした。


クーポンも表示され、「期間中 クーポン提示で ブックカバー進呈」とあった。


私は 本を一冊購入し、図書カードで支払い、ポイントカード画面を


表示した。会計を済ませ、店員が本を袋に入れようとするときに、


「このクーポンお願いします」と ブックカバー進呈の画面を見せた。


店員は 画面を スキャンして、店の奥に行き、


ブックカバーを持ってきて渡してくれた。


ここまでは よかったのだが、「お会計お願いします」と言われて、


そこから押し問答である。「今 図書カードで支払いしましたが」


「レシート見せてください」


先ほど受け取ったレシートを見せたが、納得せず、


「お会計はまだです」と主張する。


会計が済んだ物に また支払いはできないし、相手をどう納得させるかの


方法が浮かばす、困り果てた。


その時は レジには その店員一人で、やりとりを見ていた人はいない。


そういう時に限って トラブルが起きる。


他の店員は レジを開け、並んだお客の応対である。


こういう時は、最終的には POSレジ上の 売上金と


実際の レジの 現金や クレジットカード売上、


図書カードや ポイントカードでの支払いその他を


再確認するか、POSレジの 私が買った商品の


理論上の在庫と、実売数が一致するかを 確認するしかない。


どっちの方法を取るにせよ、このバイトらしき店員には


処理ができないだろうし、調べた上で 私が正しい場合は、


店員には 厳重注意が科せられるだろう。


この書店の 親会社は、店員のミスに対して


かなり 厳重な指導があるので、それは避けたいと思った。


余りの厳しさに、退職した人が出るほどだそうだ。


時間は過ぎるし、私も早く 他の予定を済ませたいしで


困ったが、レジでのやり取りを何回か説明するうち、


やっと 向こうが納得してくれ、解放されたのでほっとした。


その他の予定を済ませ、帰宅の途中。


コンビニに立ち寄り、家族へのお土産等を買った。


スーパーに寄るのが面倒でなので、食料品を少しと、


レジ前にあった 焼き鳥や コロッケを注文。


レジに打ち込み、言われた額を支払い、荷物を受け取ったが、


焼き鳥もコロッケも受け取っていない。


店員は「ありがとうございました」と言いつつ、


レジから 去らない私に怪訝な顔である。


「焼き鳥とコロッケ、受け取ってませんが」というと


すぐに「お待ちください」と 包んでくれ、


「申し訳ありません」と詫びてくれたので よかった。


バイトや パートだと「レジ係」が すぐにできる仕事だと


思われがちだが、お金のやり取りや商品の受け渡しがあるので、


気が抜けない仕事でかつ責任が重い。


長い間買い物をしてきたが、一日に2回、レジで 


トラブルがあったのは初めてである。


今は POSなので、手打ちの時代より楽な面があるが、


他の処理も多いので 一概に「簡単な仕事」とは


言えないと思った。


どこに行っても「誰でもできる簡単な仕事」はないと


改めて思った。



















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丁寧で 親切な販売員さんと

2018-05-08 19:34:50 | 労働
先日 夫と買い出しに出かけた時の事。


スーパーの 売り場の一角の、本当に小さなスペースに、


「合鍵、すぐできます」の幟が立ててある。


その脇に 休憩スペースがあったので、


私は そこに座って 買ったものを 運びやすく詰め直しながら、


夫に 買い物が済んで、休憩スペースにいる事を伝えた。


その時、カウンターにいた 店員さんに「鍵を作りたいんですが」と


尋ねた人がいた。すると「鍵の担当が、今休憩に入っておりまして。


あと15分ほどで戻ってきますが、担当に電話を入れましょうか?」と


いう会話が聞こえてきた。


「休憩中の人を呼び戻すほどの事でもないし、また出直そうか」と


お客が帰りかけた時、「お住まいはお近くですか?


また来られるのは お手間じゃないですか?」と続き、


「担当が戻れば、鍵は すぐにお作りできますが」と言われて


お客の方が「じゃあ その辺を回って、またここに来るよ」といい、


「よろしくお願いします」と頭を下げたその人は 奥で電話を掛けたようだった。


私も 夫が他の売り場にいるので、本を読みながら待っていた。


すると どうやら合鍵の担当らしい人が カウンターの向こうへ行き、


「お客様は?お預かりした鍵は?」と 言う声がした。


「お客様は また売り場を回って来られるとおっしゃってまして・・・」


「お名前は? 鍵はお預かりしてないの?」


「はい・・」


それきり会話は途切れ、休憩を切り上げて戻ってきた人も、


注文を引きうけた人も 手持ち無沙汰になったようだった。


迎えに来た夫に 重い方の荷物を持ってもらい、出口へ歩きだした時、


そのお客さんが戻ってきて、後ろの方からは


明るい声が聞こえてきたのだけれど、


丁寧に接客し、お客への気遣いをしたつもりでも


とっさの時には 落ちが出るものだなあと


自分が 販売の仕事をしていた昔を思い出した。


あの合鍵コーナーの 店員さんが、成長して行く様子が


楽しみなので、私が合鍵を作る時は、ここに頼もうと思う。






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