多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

知能検査や 発達検査

2018-05-19 10:15:00 | 発達凸凹
過去に 私も 息子達も 知能検査や 発達検査などを


受けた。結果は 大体 普段自分たちが 苦手な事の


点数は 低く、得意な事の点数が高いだけで、


あまり意味は ないなあと思った。


しかし 就学時検診や その他の場では


検査の結果、特に知能指数は 重視されることが多く、


数値で 振り分け、みたいな事も結構あった。


その後 自閉っ子は 知的障害を伴う自閉症という事で


手帳を取り、更新時には 必ず 知能検査を受けた。


私も 子ども時代に何回か 検査を受けたが、


知能は 問題ないという事で


学校も 親も 私の発達凸凹には 気付かず、


「わからないはずはないのに、怠けている」


「大人を バカにしている」と思われて 大変な目にあった。


兄ちゃんは 知的には 問題がない 発達凸凹なので、


私と 同じような経験を山ほどした。


自閉っ子は 知的に問題ありという事で


「文字の読み書きはできないでしょう」と言われた。


検査上は そうなのだろうが、検査ですべてを網羅できるわけがないと思った。


色の見分けや 好きなお菓子のパッケージはわかるし、


駐車場に並んだ車の中から 自分の家の車はどれか


ちゃんとわかっている。


こうした物の違いが 判別できるのに、


「文字の違いは認識できません」と断言するのは なぜなのか


不思議に思った。


私は 検査の結果は 無視して、自閉っ子には


わかっても わからなくても 文字を教えた。


私は 忙しいので、園の送迎の車の中や、


買い物ついでに 自閉っ子が 注目しているものの


名前を 教えていった。


信号で止まった時には「あそこに OO町とかいてあるんだよ」といい、


買い物で 品物を選ぶ時に、自閉っ子が好きな物の名を


「ここに チョコレート」と書いてあるんだよ、と教えた。


机に向かっての勉強の暇はないから、


生活の中の ちょっとした数分の 関わりである。


だが 塵も積もれば、の言葉のとおり、


自分の名を覚え、地名を覚え、物には名前があり、


それを 口で伝える方法と、書くという表現があるという事に


気付いてからの 伸びは早かった。


名前を書き、単語を書き、短文を書き、日記や


作文も 書くようになった。


できない、と 発達検査で 判断した先生の予想は


うちの子には あてはまらなかった。


先日 やはり 発達凸凹のお子さんを 育てている方に、


自閉っ子の事を 質問された。


何回か会って、話した人なので、私も気楽にお答えしたが、


その方が見た 自閉っ子の様子と、


実際の 知能や 幼少時の状態が 決して良くはなかった、という事に


驚いていた。


知能が 必ずしも 社会適応能力や 学力その他を 表すものではない、という事、


お子さんなら成長のなかで 変化もあるし 家庭その他で


ちょっとした手助けをしていけば


予想以上の 伸びを示すこともある事を もっと伝えていきたいと思った。










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