なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

長い話

2012-10-26 12:19:06 | 日々雑感
会議や結婚式での長い話には閉口する。ただひたすら早く終わってくれ、とばかり念じ、中身なんか聞いちゃいない。

ところが、自分が話す立場になったとき、油断してるとついつい長くなってしまう。


AだからBであり、BならばCである。 というように、話の内容がきちんと一直線につながっていればいいのだが、あっちに飛びこっちに戻り、何の話だったのか、聞いてるほうも話しているほうもわからなくなる、なんてことは珍しくない。

考えてみれば、普段の会話、とりとめのないおしゃべりがまさにそうだ。目につくもの聞こえてくるもの、脈絡があるようなないような、そんな言葉のやり取りが、実はほっとする、たのしい息抜きとなる。

私たちの頭の働きは、本来、一直線ではないのではないだろう。その最たるものは「夢」だが、それは極端としても、日常、きっちり論理的に物事を考察するのは結構大変だ。

しかし、キチンと何かを伝えたいときは、そのままではダメだ。筋道だてて、余計な脱線を省かなければならない。
話が長くなってしまうのは、こうした準備が不足しているからに他ならない。

さて、中年も半ばを過ぎると話が長くなる傾向にある。豊かな経験にもとずく示唆に富む話ができればいいのだが、単なる準備不足で、人の迷惑になる長演説は避けなければ、と思う。

長文、失礼しました。