回り道をしたほうがいいのか

講師の仕事をして18年になる。
その前にした仕事が今の仕事に役立っているかというと、
直接的、には役立っていない。

いろいろな経験がある、が、メリットになる、と最初は思っていた。
甘かった。単に、スタートが遅れただけ、のことだった。

いま、前職の経験が少しは役に立っているのかな、と、多少思うこともある。
だが、前職の経験があって本当に良かった、とまでは至っていない。

今の仕事をもう少し続ければ、いろいろな経験があってよかったな、と思えるようになる気がする。
そのころには還暦を迎えているのかもしれないが、それでもいい。
回り道をしたけどかえってよかった、そう思えるようになることが目標だ。

やらずに済むなら

意に沿わないことをやらなければならないこともある。

しょうがないとあきらめてやるか。

やらずに逃げるか。
やらなくて済むように働きかけるか。

一番リスクを伴うのは最後の選択だ。
いつでもこの選択ができるわけでもないが、
ときには、思い切ってリスクをとったほうがいいと思う。
あきらめてばかり、逃げてばかりでは、やがて自分を失う。
そうならないように、苦しくてもリスクをとるべき時はある。

口にした言葉

言葉は口にした瞬間から消えていくけど、口にした言葉についての責任は残る。
なかったことにしたくても、残る。

紙に書いていなくて、覚えている人もいないのなら、なかったことにできなくもないが、
それをやってしまうと、自分の中でだんだん辻褄が合わなくなってくる。それがもとでしくじったり、信用を失ったりと、ろくなことがない。そもそも周りに迷惑だ。

口にした言葉の責任は、一番は自分自身に対してだ。自分のことばを自分で裏切らないことだ。

ラッキー

ラッキーでなんとかなってしまうこともある。まあ、それはいい。ラッキーと喜べばいい。        

問題は、そのラッキーをどう受け止めるか、だ。勘違いは容易く起こる。そうはならない、と思っていても、いつの間にか忍び寄ってきて、気が付かぬうちに憑依している。そして人を操る。


ラッキーが、実はアンラッキーのもと、という事も起こる。ラッキーが起こったときこそ用心深くなる必要がある。              
                                     

あとがない

今に集中するために、もはやあとはない、と思い込む。

結果を受け止める段階になったら、あとがない、などと思い込まず、反省してもしつこく、タフに繰り返す。

両方ができることが理想だ。


残された時間は少なくても、やれることはたくさんある。なすべきことは山ほどある。