GPS

GPSを用いたマップ、カーナビの性能はすごい。かなり正確に現在地を特定出来る。
それは、経度緯度からなる、確固たる座標軸があるからだ。その座標軸に基づいた数値をならべるだけで位置を特定できる。

ところで、今時分のいる場所が、どこなのか、地理的、空間的情報以外はどうもあいまいだ。
進んでいるのか後退しているのかもわからない。
自分が真ん中にいるのか端にいるのかもわからない。

皆、何となく自分の位置を自分で定めている。そうするしかない。
時に、力強く「あなたたちは・・・・にいる」と説く、宗教家や政治家が現れる。
それらは、むしろ煽動家、とでもいうべきであり、近寄るのは少し危ない。

どこにいるのかは確定しない。しないからこそ、自分なりの座標軸を定め、自分で自分の位置を定義したうえで計測しなけれればならない。
我々が備えるべきGPSの性能は、カーナビやスマートフォンに内蔵されているものより、はるかに高性能であるこを求められている。

できるだけ遠く

マイナスの感情を捨て去ろう、忘れよう、とするものどうか。
憑りつかれ、振り回されているとやがて自分が壊れてしまう。
だが、ないものにはできない。なかったことにはできない。
むしろ、正負の両方がそろっていることが、正常な状態ではないか。だからこそ、うまく管理することが一番大事だ。
どうすればうまく管理できるか。
負の感情を抱いてしまう対象から、できる限り遠ざかることだ。
それは、逃げでも何でもない。危険の回避だ。
そして、遠ざかることを許容するように、世のあり方を整えていく必要があると思う。

原因

原因は別にあるかもしれない。
それが原因だと、認めたくないから思い至らない、のかもしれない。

そうであるなら、解決しない。時間がたてば解決するかもしれないが、それは解決というよりは状況が変わった、ということだろう。

原因をシビアに見つめ、分析する。それは自分にメスを突き立てるような行為だからやらない方がいい場合もあるが、早く改善したいなら、必要になる。

身内

身内に対してでも、厳しくできるか。
身内というのは仲間内、という意味だ。

これは、かなり難しい。仲間内で褒めあっているだけ、の言説が、どれだけ多いことだろう。
真理よりも、人間関係を重視してしまう。それにより言説が歪んだものになる。
そして、敵対する集団には、事実を捻じ曲げてでも容赦ない攻撃をする。

生きていくために、身内に甘くなるのはある程度やむを得ない。
だが、あまりにも事実を捻じ曲げると、その集団ごと滅びることになる。

身内への厳しさは、自浄作用だ。意見が異なるからと言って排除ばかりしていると、滅びることになる。

明日でも間に合う

今日できることを明日にのばす。
それが、グズな行動の原因になる。

それはそうなのだが、「見切って」いるからあえて今日やらない、という場合もある。
言い訳をしているだけ、にも聞こえるが、明日に延ばしてもなんとかなる、という自信があるからそうしているとも言える。
そして、その自信は、極めて重要だ。

テキトウさ加減、投げやりな気持ち、デタラメ。「明日でいいや」はたやすくその中に紛れてしまう。
それはもちろんダメだけど「明日になったとしても大丈夫」という自信をもち、また実際にそれが可能にするために2段、3段構え、で「奥の手」を持っていることは、実際の現場において極めて重要だ。

そのうえで、今日できることは今日やる。なるべく。