The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

ドラマ化された英国ミステリ小説 : その(4)

2019-11-29 | ドラマ化された英国ミステリ小説
『バーナビー警部』”Midsomer Murders”
ITV 1997年~


1997年3月にパイロット版が初放送されて以来、1998年放送のシーズン1から2016年放送
(2018年修了)のシーズン19迄放送されたドラマです。
(2011年放送のシーズン14からは主人公が交代し、日本タイトル『もう一人のバーナビー警部』
としてトム・バーナビーの従弟ジョン・バーナビーが主人公となっています)

出演は、
トム・バーナビー警部 : ジョン・ネトルズ
ジョイス・バーナビー : ジェーン・ワイマーク(バーナビーの妻)
カリー・バーナビー : ローラ・ハワード(バーナビーの一人娘)
ギャビン・トロイ巡査部長 : ダニエル・ケーシー(バーナビーの相棒:S1~S7)
ダニエル・スコット巡査部長 : ジョン・ホプキンズ(バーナビーの相棒:S7~S8)
ベン・ジョーンズ巡査部長 : ジェイソン・ヒューズ(バーナビーの相棒:S9~S15)
トム・バーナビー警部 : ニール・ダッジオン(S14~S19)



↑ 初代相棒トロイ


↑ 2代目相棒スコット


↑ 3代目相棒ジョーンズ


↑ もう1人のバーナビー警部

イギリスの緑豊かな架空の田舎町ミッドサマー(Midsomer)が舞台になっています。
コーストンという町の警察署に勤務するバーナビー警部は妻と一人娘と暮らしており、その長閑な
で平和な田舎町で起こる事件を解決していく様子を描いた作品です。

バーナビー警部の穏やかな人柄もあり、あまり陰惨なシーンも無く、英国らしい平和な田舎町でで
こんなに次々と事件が起こるものか?と思いつつ(それを言えば、ミス・マープルが住むセント・
メアリー・ミードも同じ事ですよね)英国の長閑な雰囲気も満喫できる長寿を誇る人気シリーズと
なりました。
良き夫であり、良き父親でもあるバーナビーの私生活にも癒されたりします。

バーナビーの相棒が替わる度にドラマの雰囲気、バーナビーの対応の変化等も楽しめると思います。

原作は、
キャロライン・グレアムのバーナビー警部シリーズで、
1987年刊行された”The Killings at Badger's Drift”「蘭の告発」を初めとして1996年の”A Place
unto Death”迄5作品が刊行されています。



ただし、翻訳出版されたのは3作品のみ(「蘭の告発」、「虚ろな男の死」、「空白の一章」)の様です。
この原作は何故か読んだ事が無かったです。
これから探してみようと思いつつ・・・・。

そして、
ドラマ版初期のシリーズはアンソニー・ホロヴィッツが脚本を担当していました。

冒頭書きました様に、
S14からトム・バーナビーの従弟ジョン・バーナビー警部が主人公となっています。
ジョン・バーナビーを演じるニール・ダッジオンはS4にゲスト出演していました。 偶然気付いた
のですが、全く別の役柄でしたね。 あれ?っと思った事を思い出しました。

しかし、
新シリーズの「もう1人のバーナビー警部」は正直あまり熱心に観ていなかったですわ。
やはりオリジナルのバーナビーが好きでしたので・・・・。

そんな折、偶然AXNミステリーチャンネルで『バーナビー警部』のリマスター版の放送が開始さ
れるとの情報が出て居ります。
とても綺麗な画面になっている様ですね。

12月3日(火)20:00~
放送されるのは21話から40話迄の様です。

↓ 詳細は公式ページでご確認下さい
https://www.mystery.co.jp/programs/midsomer_murders