The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『The Professor and the Madman』世界最高の辞書OED編纂に纏わる伝記映画

2019-06-16 | 映画
“The Professor and the Madman”

2019 May 10 USA公開

調査漏れでした。
たまたま見つけた情報で、この映画にローレンスが出演していた事を知りました。
何とも・・・手抜かりでございました。
で、後付けですがこの作品に関して調べてを見てみたら、何とも興味深い素晴らしい映画の
様です。

原作は1999年に出版されたサイモン・ウィンチェスターによる世界的ベストセラーのノン
フィクション「博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話」”The Professor and the Madman :
A Tale of Murder,Insanity, and the Making of the Oxford English Dictionary” (とてつもなく
長い原タイトル)。 これを元に米国・アイルランドの合作で映画化された伝記映画です。

因みに、
”OED”とは、Oxford English Dictionary
学生時代に大いにお世話になりました。講義では原則的には英和辞書を使う事を禁じられていて、
個人用日用にはPOD=Pocket Oxford Dictionaryを使う様に指示されていました。
大昔の話で、PCも無い時代辞書は欠かす事は出来ませんでした。 PODを持ち歩いていた事を憶
えています。勿論こっそり英和辞書も自宅で使ってましたが・・・(笑)

そんな訳で、個人的な興味は大いにある中、出演者がこれまた素晴らしいのです。



監督/脚本 : ファラド・サフィニア
共同脚本 : ジョン・ブアマン、トッド・コマーニキ
出演;
メル・ギブソン : ジェームズ・マレイ
ショーン・ペン : ウィリアム・チェスター・マイナー博士
この2大俳優の他、
ナタリー・ドーマー(「ゲーム・オブ・スローンズ」他)
ヨアン・グリフィス(ドラマ「FOREVER」、「ファンタスティック・フォー」、「アメイジング・グレイス」他)
ジェニファー・イーリー
エイダン・マクアードル

そして、忘れてはならない
ローレンス・フォックス









概要は、
世界最大の英語辞書”OED” (Oxford English Dictionary)の初版完成に隠された人間ドラマを描
いた作品。
1857年ジェームズ・マレイは世界で初めてのすべてを網羅した英語辞書の編纂を依頼されOEDの主
任編集者として活動を開始する。 膨大な作業には多くの知識、情報が必要であった為世界中の知
識人、民間人に声を掛け用例採集を勧めた。そのなかで当時殺人罪で投獄されていた秀才ウィリア
ム・チェスター・マイナー博士の高度な知識を借りる事となった。 マイナー博士は精神疾患を患っ
ており、この事が障害となって立ちはだかるが 2人の間には不思議な友情が生まれ そしてOEDの
完成に繋がって行く。
と言ったお話の様です。

メル・ギブソンとショーン・ペンの共演と言うだけでも興味深々である上に、その他の共演者も皆
素晴らしい役者さんばかりですわ。
ローレンスの役どころは良く分からないのですが、いずれにしても余り多くのパートは占めていな
い様です。
しかし・・・。 これは見逃せませんですよ。

↓ trailerはこちらです(ローレンスも少し出ています←ひつこいですね)
https://youtu.be/tO0TbcAkhYY

因みに、原作の翻訳も出ています(読んでいませんが・・・)

「博士と狂人ー世界最高の辞書OEDの誕生秘話」 ハヤカワ文庫 :2006/3/1
サイモン・ウィンチェスター(著)、Simon Winchester(原著)、鈴木主税(翻訳)

OED編纂の裏にこの様な秘話があった事は知らなかったので是非観てみたい所ですが
現在の時点では日本公開は未定です。