小豆粥の思い出

昨日は小正月。それで、ホント久しぶりに小豆粥を作ってみました。
皆さんは小豆粥ってご存知ですか？
昔は１月１５日になると、母は決まってこの小豆粥を炊いてくれたものです。
小豆を煮て、その煮汁でおかゆを炊き、小豆とお餅を一緒に入れて、さらにコトコトと炊いたもの。
塩でかるく味付けしたそのおかゆ・・・私は子供の頃、ちょっとその味が苦手でした。
やはり小豆を使うなら、絶対甘いおぜんざいじゃないと！そう思ったものです。

でも、この年になると、やはりその味が懐かしい！
ということで、母の味を思い出しながら、小豆粥を作りました。
果たして、母の味に近づけたのか？
まぁ、我ながらわりと美味しくできていたような気もしますが・・・

そういえば、母が亡くなった年の小正月にもこのおかゆを作りました。
当時食欲のなかった母が、その時だけは珍しく「美味しい！」と言ってくれたのです。
そんなに喜んでくれるのなら、これからちょくちょく作ろう！と、その時思ったにもかかわらず・・・
その後、忙しさにかまけて、それっきりになってしまいました。
なぜもう一度、母の為に作ってあげなかったのか・・・と、今でもそのことが悔やまれてなりません。
小豆粥のちょっぴりショッパイ思い出です。

話はかわって、今日はカントリードールの水彩画です。
これは教室のオーナーの手作りのお人形で、教室に飾ってあったのを私が描いてみたいと言ったら、彼女、惜しげもなく「あげるよ！」って言ってくれました。
人形の素朴な雰囲気が出せたら・・・と思い、古い板壁にピンで吊るした設定で描いてみたのですが、如何でしょうか？
私って、ホント可愛い物好きなんですよね。年甲斐もないって、笑われちゃうかな？