バイオレットのお絵かき☆ダイアリー

折々に描いた俳画や水彩画を展示して、勉強の励みになれば…
そんな想いで、また新たな出発です。

思い出の京大農場

2007-11-10 09:37:27 | 水彩画
昨日は水彩画教室の写生会の日で、高槻市にある京大農場に行ってきました。
そこは、阪急高槻市駅から歩いて10分か15分位のところにあります。
駅からそれほど離れていないのに、そこに一歩足を踏み入れると、何となく北海道にいるような気分になるところです。
広い農場には果樹園などがあるようですが、さて、スケッチポイントは? となると、結構描く場所が決まってしまうような・・・
私たちの多くは農場の入り口から少し入ったところで、正面の建物を中心に入れる構図を選びました。
広い道路の両側の銀杏並木が少しずつ色付いていて、秋の情緒たっぷりといった感じでした。

私は以前先生に勧めて頂いたチャコールペンシルでデッサンをしました。
今日こそ!という最初の意気込みを裏切って、彩色したら、案の定いつものごちゃごちゃした私の絵になってしまいました。
着色はあっさりと!と先生に言われていたにもかかわらず・・・です。
こうして写真に撮ると、自分の絵の欠点がいくつも見えてきます。
ホント写真は正直ですね。
それでも、先生からほぼ完成と言われたので、一応アップしておきます。

ここ、京大農場と言えば、懐かしい思い出があります。
それは10年前の2月の寒い日でした。
Tさんに初めて連れて行って頂いて、一緒にスケッチした所なのです。
Tさんのこと、覚えておられる方もあると思いますが・・・
昨年の初夏、ご一緒に俳画の三人展をした方で、そして同年の暮れに急逝してしまわれた方です。

昨日帰宅後、改めて過去のスケッチブックを探してみたら、その時の絵がありました。
冬で銀杏は裸木になってしまっていて、建物の全景が現れていましたが、佇まいは今もそのままであることがはっきりと見て取れました。
こうして絵にして残しておくと、Tさんと並んでスケッチした時の情景が今もまざまざと思い出されます。
これもスケッチの効能ですね。
今日アップした絵も、またいつか同じ場所を訪れて描く機会があれば、きっと懐かしく思い出されることでしょう。
コメント (2)
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