徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

南西は海雲漫漫として…

2019-10-20 20:20:25 | ファミリー
 花園町の図書室から本妙寺へまわったついでに、松尾町平山の岩戸の里まで足を伸ばしてみた。峠の茶屋から漱石の「草枕の道」に入り、路傍の石仏を拝んだ後、河内へ向かう県道へ戻った。いつものように鼓ヶ滝をのぞいてから一気に黒岩展望所へ登る。ここから有明海の向こうに望む雲仙はいつ見ても絶景だ。いつものように世阿弥の謡曲「桧垣」の一節を思い出す。

  南西は海雲漫漫として萬古心のうちなり

 みかん畑は収穫の時季で運搬の軽トラがさかんに行き交うなか、「桧垣のこぼし坂」を通って山を下る。秋色が濃くなるまでもうちょっとかかりそうだ。


岩戸の里・黒岩展望所からはるか雲仙を望む


草枕の道沿いのお地蔵さんに手を合わせる

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