徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

父の祥月命日と謡曲「田村」

2023-05-12 21:46:29 | ファミリー
 昨夜、ブラタモリ・セレクション 「京都・清水寺編」を放送していた。6年ぶりの再見だ。清水寺は坂上田村麻呂ゆかりのお寺。と思って見ていたら、来週の父の祥月命日のことを思い出した。
 2000年に他界した父の思い出の謡曲が「田村」だった。父がまだ四つか五つの頃、立田山麓の泰勝寺に住んでおられた長岡家(細川刑部家)に日参していた。お坊ちゃまの遊び相手としてだったが、お屋敷で謡曲のお稽古が行われる日は、幼い父も末席に侍らせられていたという。父は門前の小僧よろしく謡曲「田村」の「ひとたび放せば千の矢先・・・」という一節だけは終生忘れなかった。
 昨年が父の二十三回忌にあたる年だったのだが、まだコロナ感染が危惧される時期だったので菩提寺のご住職と相談し、2024年に二十三回忌と二十七回忌を合わせた法要を行うことにした。
 謡曲「田村」のことはこのブログでもう何度もネタにしたが、毎年命日には供養のつもりで「田村」のキリの部分を聴くことにしている。


細川家立田別邸(泰勝寺跡)


立田自然公園(泰勝寺跡)の茶室仰松軒




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