徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

叔母の旅立ち

2024-04-26 20:21:19 | ファミリー
 御殿場の叔母が旅立った。いつ見てもニコニコしている叔母だった。まだ80を過ぎたばかりと思っていたのにあっけない最期だった。叔父(母の弟)は若い頃からずっと御殿場の自衛隊にいたので御殿場で知り合って結婚した。もう60年近くも前になるが、僕は大学生で川崎に住んでいたので、唯一の花婿側親族として結婚式に出席した。初めて叔母を見た時、玉名の叔母(叔父の姉)の若い頃にそっくりだなと思った。叔父にそのことを言ったら、「そうかなぁ」と首をひねっていたが、叔父は無意識に姉上に似た人を選んでいたのかもしれない。僕は学生時代や東京勤務時代に何度も御殿場の叔父の家を訪れた。東京を離れてからは行く機会がなくなった。叔母が健在なうちにもう一度行きたかった。今頃叔母は早世した長女と再会していることだろう。今でも時々、叔父の結婚式で初めて御殿場へ行った時、東横線、東海道線、御殿場線と乗り継いで行った旅のことを懐かしく思い出す。
 叔母への感謝と愛を込めて。


御殿場から見る富士山 FUJIYAMA DAYS. http://shikinofuji.com/さんより


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4 コメント

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Unknown (小父さん)
2024-04-26 22:19:19
叔母上様のご冥福をお祈りいたします。
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Unkown (油屋種吉)
2024-04-26 23:22:00
こんばんは。想い出は魂の香り。ジョルジュサンドの言葉です。わたしにも半世紀以上経っても忘れえぬ人がいます。想い出を大切にすることで、その人の魂が輝くのでしょう。
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Re:小父さん様 (FUSA)
2024-04-27 10:48:24
ありがとうございます!
もう生前の姿を思い出すことしかできませんが、それが一番の鎮魂だと思っています。
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Re:油屋種吉様 (FUSA)
2024-04-27 10:53:12
ありがとうございます!
含蓄に富んだ言葉をご存じなんですね。
サンドは作品を読んだこともなく、テレビでショパンを取り上げた番組で名前を知ったくらいです。
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