徒然なか話

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明清楽とその時代

2022-01-19 20:30:35 | 音楽芸能
 現在、NHKで放送されている土曜ドラマ「わげもん~長崎通訳異聞~」は、江戸時代、西洋への唯一の窓口となって栄えた長崎出島でオランダとの交易を、通訳として支えたオランダ通詞(つうじ)たちの活躍を描く物語。「わげもん」とは「和解者」と書いて通訳者のこと。時代背景はペリーの黒船来航まであと4年に迫った嘉永2年(1849)という設定。
 今日の邦楽の一源流となった「明清楽」が日本に伝来したのは、この少し前、文政年間(1818~30)のこと。長崎へ渡来した清の人々によって伝えられた。僕はちょうど「明清楽」について調べていたところだったので、ほぼ同じ時代のドラマ「わげもん」はとても興味深い。
 その「明清楽」の代表曲が「九連環」。日本人の好みに合わせてアレンジされ、「法界節」などになり、さらに端唄として洗練され「さのさ節」などになって、明治中期に大流行した。
 その経緯については「明清楽資料庫」のサイトに詳しい。







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2 コメント

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Unknown (小父さんK)
2022-01-20 15:00:20
「わげもん~長崎通訳異聞~」はテーマとして面白そうなので録って見始めていたのですが・・・
山のように録りだめがあるので途中で止めてしまいました(汗)
次回は観てみようと思います。

新ホーカイ節/土取利行の歌詞が滑稽で興味深いです。

「九連環」から「法界節」が生まれ「さのさ節」が出来たというのも面白いです。

有難うございました。
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Re:小父さんK様 (FUSA)
2022-01-20 21:59:54
「わげもん~長崎通訳異聞~」は今まであまり見たことがない題材なのですが、そのせいかちょっと脚本に違和感がありました。(^^♪

日本の文化は古典にしても大陸から伝わったものが多いのですが、渡来してからの発展ぶりは日本人のアレンジメント能力の高さなのでしょうか。
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