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“朝ドラ” よもやま話

2013-05-25 20:20:30 | テレビ
 「朝ドラ」、正式には「NHK制作の朝の連続テレビ小説」のことだが、過去52年間87作品の歴史を振り返ってみると、ここにもまたひとつのドラマがあるようで興味深いものがある。

▼視聴率は長期低落傾向
 視聴率データが残っている第4回の1964年から2012年までの84作品の平均視聴率をグラフ化してみると、長期低落傾向にあることがはっきりわかる。データがちょうど東京オリンピックの年から始まっているわけだが、戦後復興の一つのピークを過ぎた後、世相変化のある一面を表しているのだろう。70年代までは40%超えは珍しくなく、90年代の初め頃までは30%超えは普通だった。それが2000年代に入ると20%を超えるのに四苦八苦している有様だ。しかし、それにしても第31回、83年「おしん」の52.6%というのは突出している。まさに“おばけ”だ。



▼視聴率が高かったベストテンは?
 平均視聴率のベストテンを見ると、上のグラフからも想像がつくように80年代前半までの作品で占められている。また、橋田壽賀子、山田太一、平岩弓枝、ジェームス三木、楠田芳子といった大御所脚本家の作品が並ぶのは当然と言えば当然か。



▼熊本が舞台となった作品は3本
 これまで熊本県の市町村をドラマの舞台とした作品は3本ある。
 
  第12回 1972年 藍より青く 天草市牛深町 主演:真木洋子
  第18回 1976年 火の国に 阿蘇市 主演:鈴鹿景子
  第63回 2000年 オードリー 山鹿市 主演:岡本綾

 このうち、真木洋子(故人・写真)が主演した「藍より青く」は歴代視聴率ベストテンの第3位となっている。


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