徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

高瀬裏川花しょうぶ

2024-05-23 20:46:43 | 熊本
 今日は所用で玉名に行ったついでに高瀬裏川の花しょうぶを見に行った。思えば玉名に初めて勤務した昭和46年(1971)裏川沿いの、かつて米問屋だった町家を工場立上げ要員の仮住まいとして借りていた頃から53年という歳月が流れた。
 高瀬裏川というのは、現在の玉名市中心部が肥後高瀬藩だった頃、菊池川流域でとれた米を積んだ平田舟が行き交った運河で、河岸には町屋や蔵が軒を連ねていた。今も往時の風情を感じる町屋が残っている。
 肥後米の積出し港として栄えた高瀬町は、菊池川とその支流の繁根木川の中州にできた商業の町。古代から菊池川河口に開けた港町でもあった。古くから関西、関門、博多方面と交流があったと伝えられる。江戸時代には高瀬藩の御蔵が置かれ、肥後米最大の積出し港となっていた。この港から積み出し大坂堂島へ運ばれた米は「高瀬米」と呼ばれた。
 今ではその役割を終えた運河に花しょうぶが栽培され、毎年5・6月には「高瀬裏川花しょうぶまつり」が行われている。


今年も花しょうぶが綺麗に咲きそろいました


結婚式の前撮りも行われていました


かつての裏川はこんな風景だった?(彦根在住の頃よく訪れた近江八幡市の八幡堀)


帰りに通った田んぼ道はまさに「麦秋」でした

肥後の俵積出し唄