徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

二様の石垣の新説

2022-12-26 22:02:21 | 歴史
 今日、「熊本県公式YouTubeチャンネル"くまもとのちゃんねる"」を見ていたら、「その熊本城情報はもう古い?二様の石垣の新説・・・」という動画が目についた。ローカルタレントの慶徳二郎が現場に出向き熊本城総合事務所の下村哲生主幹から「二様の石垣の新説」について説明を受けていた。
 この新説と言うのは3年前の8月23日、熊日新聞に掲載されたのでこのブログでも取り上げたことがある。
 熊本城の竹の丸から本丸へ登る途中の見どころの一つ「二様の石垣」の築造年代は、これまでいわれてきた、傾斜が緩やかな手前の石垣が加藤時代、奥の急傾斜が細川時代と伝えられてきたが、最近の調査研究によれば石垣の特徴や史料の分析から、どちらも加藤時代に築造されたのではないかというものだった。
 そこで疑問。熊本県公式YouTubeチャンネルでその説が紹介されたということは新説が定説になったのだろうか。専門家による議論が深まったという話は聞いたことがない。今後の展開に要注目だ。


二様の石垣


二様の石垣の上には本丸御殿の中庭がある。


2012年春、二様の石垣の上、本丸御殿中庭で行われた「桜の宴」で「肥後の花娘」を踊るザ・わらべ