毎月一度の愉しみだった玄宅寺舞踊会。2013年に始まったこの舞踊会も、新型コロナが熊本でも広がり始めた2020年春に中止されてもう2年半が過ぎた。この舞踊会は舞踊団花童の子たちにとって腕だめしの場でもあり、われわれ花童ファンにとっては普段あまり見ることができない演目を間近で見られる貴重な舞踊会だった。コロナ感染が再び増勢に転じた今、再開のメドは立っていないようだが、一日も早いコロナの終息と玄宅寺舞踊会の復活を願ってやまない。
今日、今までの舞踊会の写真や映像を見直していたら、当日の演目や衣装、小道具等を指示したノートの写真(右)が出てきた。おそらくお師匠さんの中村花誠先生が書かれたノートと思われるが、2014年7月24日の舞踊会について記載されている。例えば
ふすまの敷居を結界として清浄なる花童と手が届きそうな距離の俗なるオジサンたちとが織りなす不思議な世界が懐かしい。
2014年12月15日の玄宅寺舞踊会より
今日、今までの舞踊会の写真や映像を見直していたら、当日の演目や衣装、小道具等を指示したノートの写真(右)が出てきた。おそらくお師匠さんの中村花誠先生が書かれたノートと思われるが、2014年7月24日の舞踊会について記載されている。例えば
- 寿:黒留、ござ袴、狩衣、烏帽子
- 松づくし:黒留、扇子
- 田の神:黒留、青手甲、脚絆、赤前掛、姉さん被り
- どんどん民謡:黒留
- 水辺立秋:黒留、提灯、扇子
- 長崎浜節:黒裾引、白手拭い
- 長崎ぶらぶら節:黒裾引、団扇
- 水前寺成趣園:黒裾引、黒笠
ふすまの敷居を結界として清浄なる花童と手が届きそうな距離の俗なるオジサンたちとが織りなす不思議な世界が懐かしい。
2014年12月15日の玄宅寺舞踊会より