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徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

住吉大神とふるさとの祭り

2022-06-17 16:32:35 | 歴史
 先日、FB友のNさんから「住吉大社御田植神事」のLIVE配信がある旨、お知らせいただいた。当日(14日)は見ることができなかったが、翌日にYouTubeで見た。何しろ2時間弱の長尺なので、ところどころ再生速度を上げて見たが、さすがに国の重要無形民俗文化財だけのことはある。歴史と伝統を感じさせる見ごたえのある映像だった。


神職より早苗が植女に授けられる





 母のふるさと、玉名市大浜町の「大浜外嶋住吉神社」は、住吉大社の祭神、住吉大神(すみのえのおおかみ)を祀って約千年の歴史を有する。2020年は「年紀祭」が行われる年だったのだがコロナ禍のため延期され、未だいつ開催されるか未定の状態。
 この祭の由来は次のようだ。

 平安時代後期、延久元年(1069)、後三条天皇が住吉大神の御神像をつくらせ、小舟に乗せて浪速の浦に流したところ、肥後國大浜に漂着したという。その御神像を乗せた小舟を村人が発見、持ち帰って村に祀った。その後、村では大浜外嶋住吉神社を創建し、約千年の間大浜町の産土神として村人の尊宗を集めてきた。この神社に伝わる年紀祭は10〜20年毎に実施され、米引き行事、御神幸行事などが盛大に行われる。江戸中後期、大坂へ肥後米を積み出す高瀬港の外港として栄えた大浜町の往時を偲ばせる。
※右の写真は御神幸行事の海上渡御


大浜外嶋住吉神社