徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

「野崎小唄」と大村能章

2022-06-14 19:37:58 | 音楽芸能
 昨日、笹木美きえ師匠のフェイスブックに昭和歌謡「野崎小唄」の譜面起こしをされた話を投稿されていた。久しぶりにこの題名を聞いた。この歌を歌った昭和歌謡の大御所・東海林太郎さんが亡くなってもう50年くらい経つので、さすがにこの懐かしのメロディも聞かなくなって久しい。
 僕は幼稚園から小学校へ上がる頃まで祖母によく歌謡公演を見に連れて行ってもらった。当時は歌手名の認識はなかったので明確には思い出せないが、東海林太郎さんも見たような気がする。「野崎小唄」は祖母が大好きだったし、この歌で会場の熊本市公会堂が大いに盛り上がったような微かな記憶がある。祖母も45年前に他界しているので確かめようがない。
 それはさておき、この「野崎小唄」を作曲した大村能章さんは昭和歌謡を代表する作曲家の一人。「同期の桜」や「麦と兵隊」などが有名だ。そしてわれわれ熊本県民にとって忘れてはならないのは、今や熊本民謡の代表曲の一つともなっている「五十四万石」の作曲者でもあるということ。大村さんは防府のご出身だが、僕が防府在勤の頃、毛利邸へよく行ったがその途上に大村さんの生家があったことを思い出す。