今日、Eテレの「日本の話芸」で古今亭志ん輔の廓話「幾代餅」をやっていた。聴きながら、彼の師匠の三代目古今亭志ん朝やそのまた師匠の五代目古今亭志ん生の「幾代餅」とは随分味わいが異なるものだと思う。聴き終わった後、志ん生の「幾代餅」が聴きたくなって、YouTubeで聴いてみた。志ん生の噺は、花魁の高尾太夫や小紫や薄雲太夫のエピソードを語るマクラが面白い。訥々とした語り口がなんともホンワカとしていてここちよい。ついでに志ん朝のも聴いてみた。流暢で隙がない。たしかに上手いなぁとは思うのだが。同じ噺でも噺家によって味わいがこうも違うのかとあらためて思った。

「超入門!落語THE MOVIE」の「幾代餅」における幾代太夫(南沢奈央)
古今亭志ん生(五代目)の「幾代餅」

「超入門!落語THE MOVIE」の「幾代餅」における幾代太夫(南沢奈央)
古今亭志ん生(五代目)の「幾代餅」