徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

阿蘇山の噴火とハーン

2014-12-18 20:07:14 | 熊本
 今日は所用で西原村の知人の家に行く。たまたま快晴。阿蘇山の噴煙がよく見える。
 ふと、ラフカディオ・ハーンが熊本にいる頃、阿蘇山が爆発したという話を思い出す。帰ってから確認してみると、阿蘇山の爆発により熊本では地震が頻発したとある。それはハーンが坪井西堀端に住んでいた明治27年8月8日のこと。12日付けチャンバレン宛書簡には「庭で夜を明かさなければならなかった」とある。7月に日清戦争が始まったばかりで、ハーンは「東の国から」の仕上げに専念していた。全国から結集する若い兵士の姿や錦山神社(加藤神社)や藤崎八旛宮を中心に必勝祈願に沸き立つ戦時下の熊本の観察が「願望成就」の執筆を促した。120年前のことである。

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