徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

便利さと引き換えに失うもの

2014-11-07 17:09:30 | 熊本
 明日から天気が崩れそうなので、思い切って成道寺まで歩いて出かけた。紅葉の時期にはまだ早いが、熊本西環状道路花園インター線の工事進捗状況と、それに伴う成道寺川の汚染状況を確認するのが目的である。工事区域より下流の汚染は予想したよりもひどい。工事が終わったらもとの清流に戻るのだろうか。仮に戻るにしてもそれまで全国的にも稀少な生物である金色のスナヤツメや二枚貝などは生き延びてくれるだろうか。地元の花園地区の人たちが立てた「ゲンジボタルの生息地 成道寺川を大切にしましょう」という看板が空しく響いているような気がした。われわれはこうして便利さと引き換えに貴重な自然や生物多様性を失ってゆくのかもしれない。


思わず童謡「里の秋」を口ずさみたくなる風景(「里の秋」は反戦歌とも言われる)


秋の色が濃い成道寺参道

目を転じると大規模な道路工事が進行中


閑静な山あいに巨大な橋脚が出現


成道寺川上流は今日も清流が流れる


環境の激変にお地蔵さんは何を思う


工事現場入口に立てられた看板