徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

1964年10月10日 あの日僕は・・・

2012-10-10 18:56:03 | スポーツ一般
 本来は今日が「体育の日」。つまり48年前に東京オリンピックの開会式が行われた日である。“ハッピーマンデー法”だかなんだか知らないが、記念日を何のゆかりもない日に変えるということに物凄く抵抗感がある。
 それはさておき、毎年この日が来ると1964年10月10日のことを想い出す。昨日もブログに書いたのだが、この年から僕は大学に進学して上京した。春先に上京した時からとにかく10月10日が待ち遠しくてしかたがなかった覚えがある。僕の大学の水泳部も多くが大会運営の補助役員として裏方を務めたのだが、僕の当番は大会後半で、開会式のこの日は寮のテレビで開会式を見た。ブルーインパルスが五輪の輪を描く場面になると、みんな一斉に窓を開けて空を眺めた。抜けるような青空に白い五つの重なる輪を描いて飛び去るブルーインパルスの機影が見えた。そう言えばその前日と翌日は雨だった記憶がある。まさに奇跡的な快晴だったのである。その日からの15日間は楽しかった。補助役員当番の日は、千駄ヶ谷の東京都体育館や代々木のオリンピックプールへ通った。まさに夢のような日々だった。2020年の第32回夏季オリンピックを東京に招致しようという活動が進められている。実現するかどうかわからないが、仮に実現して、僕が健在であったとしても1964年のように興奮することはもうないだろう。