のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1327

2017-11-26 00:20:47 | 新しい子猫たち 

瑠璃はアホは嫌い、採用するのも瑠璃興業に入れるのも頭が切れないとまずしない。頭は切れるが根性はね と云うのが、ずっと瑠璃興業にまとわりついていた。


 


九州の単に一部の話ではあったが、瑠璃興業系の社会福祉財団が九州の社会保障を支えていると云われ、実態は各社会福祉団体の調整をしていたのではあったが、日本のみならず、世界の瑠璃興業系の会社に衝撃を与えていた。実は香奈オフィス内部でも あのハゲタカの瑠璃さんがね と云う驚きが広がっていた


 


瑠璃興業の コンビニ担当の奴は頭が切れた、自社印製品のセクションも持っていた。この流れを利用しない筈がなかった。


 


ただイメージを傷つけるのは得ではないとも知っていた。しかも 組んでいたグループ企業の 信頼を大事にする態度にも実は感銘を受けていた。無策のように見えて、最高の戦略なのかもしれないと思うようになった。


 


瑠璃は、もう若くはなくて、後に残る奴らを考えての事業だったので、儲けは 程ほどでいい、長く続く事業が大事 と古くからの瑠璃興業のハゲタカたちが腰を抜かす事まで云うようになっていた。