のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1320

2017-11-09 00:29:34 | 新しい子猫たち 

アイツは誤解していた。瑠璃興業はハゲタカ、詐欺師が詐欺を仕掛けて、ごっそりと損だして、儲けを取る段階で捕まりそうになって、ほうほうの体で逃げだしたと云う話を聞いた事があった。


 


瑠璃興業の奴らは、頭が切れる、しかも法律ゴロがいて、法律の表も裏も、特に裏は ヤタラと詳しい


 


戦略はあるものの、リアルな金に直ぐにしたがる傾向があった


 


そういう事は、アイツは知っていた


 


ただ、瑠璃興業は母子家庭、父子家庭を援助して、相談にのる、社会福祉法人を持っていて、しかも母子家庭の人が多いとは知らなかった


 


このグループ会社のボンボン、お嬢さんたちの親父さん、祖父たちの中では地域のそうした背景を持つ困った人たちに支援してきた人が少なくなかった。


 


瑠璃興業の奴らはそうした事を見抜く目があった。


 


詐欺師みたいな奴らにはそれなりの対応が取れるが嗅覚的に いい人と判る相手には別の対応を取れるのが瑠璃興業の奴らなのだ。