のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1316

2017-11-05 00:20:17 | 新しい子猫たち 

おやっさん


連絡は取るとしても君も暇になるだろう。グループとしての共同事業を考えて見て呉れないか、香奈オフィスとも瑠璃興業とも君なら交渉できるだろう。他の資本も入れてもいい。グループとして各々自分たちの余裕の範囲で付き合っていけばいい。みんなどうだい。


 


出席者たち


それはいうまでもないです。彼のような戦略性を、我々の若い奴らが習得できる機会です


 


おやっさん


言わなくてもいい事を言う奴だね。はっきりと言えば、共同事業は建前だよ。このグループは誠心誠意とか、一生懸命にする事が信条なんだが、今の世の中、それだけではこれからは難しいかもしれない。君の戦略性を教えてやってくれと云うお願いなんだよ。社長もいいかね。


 


社長


いうまでもないです。彼も新しい会社との連絡とはありますが、基本的には彼らの判断ですから、彼も一気にヒマになります。


 


アイツ


そんなにはヒマではないですが、色々な新規事業を共同でする事は意味あります。会長が言われたのに逆らうようですが、このグループが地域から信頼されているのは、まさしく誠心誠意の信条が地域の人たちに理解されているからです。何代も続いた この信頼が、このグループの最大の資産かもしれないです。それを大事にしていきたいと思います。


 


おやっさん


それが判っていれば、ナニもワシから言う事はない。みんな交渉窓口の選好をして、彼に連絡してくれ。くれぐれも無理はいけないよ。それぞれの余裕の範囲で新規事業はすると云う、このグループの根本は変えてはいけないよ。