連日の大掃除で息子の部屋まで進出したところ、私の父が、孫である息子の二十歳になる記念に渡した自作のアルバムが出てきました
このブログでも母のことはよく書いていますが父のこととなるとあまり話題にしていませんでした
親とは有難いものでもあり、時にはこまごまと言ってきて鬱陶しいときもありますが
今、心を素直にして父の思いを聞こうかなという気持ちになりました
父の写真はフイルムプリントのものですからそれをデジカメで写してアップします
色など少し変わると思いますが良かったら見てください
これは前書きの写真と文
贈る言葉
時計の針は一刻も休むことなく時を刻み続けています。
来年○○君は成人し私は八十寿と成る。
その予告編として、この拙き写真帳を贈る。
素人写真ですから写真技術より映像が秘める歴史を感じてください。
過日○○君が選んだものに少し追加して束ねました。
私は六十代半ばまで仕事一本で趣味をもつ心の余裕がなかった。
人に趣味は何かと問われ答えるのに苦労した。
(中略)
人間動かないと良いことも出来ないし向上もない。
動くと困難も伴い苦労もあるが若い力で克服せねばなりません。
下の「すみれ科」の花はアラスカ北極圏バロー岬の浜辺に八月摂氏七度に耐え咲いていた。
やがて小花でも良い咲こうではないか。
ですます体がごっちゃですが、そのまま写しました。気持ちは伝わるとおもいますから。
テーマ:大自然の造形
国 :台湾
ところ :東北角 野柳海岸
年月日:1991.10
テーマ:燦めく夜海
国 :香港
ところ :海上レストラン
年月日:1992.4
テーマ:豊かな食材
国 :韓国
ところ:普州
年月日:1993.7
自分でも書いているとおり、生真面目で仕事一直線の父なので、以前は写真といっても一年以上前のフイルムがカメラにはいったまま平気な人でしたが、仕事を卒業して母と国内外に旅行に行くようになってから、写真に目覚めたようです
ごく普通のカメラで写すので、すごいレベルのものでは無いけれど、数をこなすうちに構図とかシャッターチャンスの間合いが上手になってきました
〈続く〉
自分の息子あてにこんなステキな贈る言葉を貰ったら嬉しいですね。
ホント親とは有難いものです。
『子を持って知る親の恩』
やはり年の功
なにかと頼りにしています
今回は、父には無縁のネットの世界で
ちょっとデビューさせちゃいます