ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

SWITCHインタビュー(3/26)11

2022-05-04 15:30:00 | メディア
ここで、入待ちのファンに囲まれておられる甲斐さんの映像が流れ
六角精児さんのナレーション…「ライブ活動中心の甲斐バンドの名が
全国のお茶の間に知れ渡るきっかけになった曲がある
CMソングとしても使われた、こちら…」…があり「HERO」のジャケ写が映って

「キャッチーなメロディと、力強い歌詞で180万枚を売り上げる爆発的大ヒットとなった」
…との説明と「売上180万枚 シングルチャート1位」というクレジットが出たあと
「僕、その年に最大に売れてる人って、たぶん、その年に一番スピード感を持ってる…
疾走感を持ってる人だと思ってるんですよ
『こいつ、スゴイな!』って、みんなが思ってて…」と甲斐さん

この言葉は「HERO」でブレイクなさった時に、よく口にされていたそうですが
「あの時、僕、たぶん一番…この国で一番、疾走感があったはずなんですけど
それは、やっぱり、ナンて言うか、こう…
『その時代の日本の色を変える!』くらいの感じで、やっぱり思ってたんで…」

…って、かつて、ご自身がストーンズの曲に「価値観を揺さぶられた」ご経験もおありだし
ナンと言っても「HERO」のリリース時に「来年、俺たちは1位になります!」と
宣言なさった上でのチャート1位ですから、かなり気合いを入れて臨まれたんじゃないかと…?

ただ、アリスの谷村新司さんは、チャート1位を獲得された際に
「ああ、もうこれ以上はないんだ…あとは落ちて行くだけなんだ…」と
ある種の燃え尽き症候群みたいな気分になられたようですが(汗)
甲斐さんは、1位獲得の喜びも、当時のマスコミを始めとする狂乱騒ぎも
「全て味わい尽くしたい」とおっしゃっていたんだとか…(笑)

ともあれ…中井さんが「だって『HERO』の歌詞がそうですもんね」と返されると
「そう!そう!…そう、だから、ああいう歌詞ないんですよ、やっぱ、あの前まで…もうホントに…
だから、そこはすごい意識してましたよね、ただ…ただ、そこで売れないとね

ただ、あの時計のコマーシャルになったからといって、売れるとは…
そこまで思ってないんですよね…でも、準備は出来てた…(『売れる準備は…』)
売れる準備は出来ていた(笑)」と明かされてました

中井さんが「俺、昔ね…『安奈』って、あったじゃないですか?
まだ…だから(ご自身が)高校生くらいでしょ?
で、あの…ずっとホントに…まあ、大ヒットじゃないですか?
(『ハイ、もうテレビも出ないわ』と甲斐さん)…もう出ない!
(『どこにも出てないのにね(笑)』)…もう、みんな歌ってた!
(『あっ、そうなんですか!?』)…ホントに…

ほいで、まあ、俺も大好きで歌ってたんですけど、ナンか、歌ってる内容が
スゲェ優しいっていう…(『ふふふ(笑)』)…感じだったんです、その当時…」と話されたものの、バックで流れていたのは
「SONGS」からの「安奈2012」の映像(笑)
甲斐さんは「へえー!」とおっしゃって、アノ「鉄板」ネタへ…(笑)

「ただ、アレ、最初…みんな演歌とか歌謡曲は『北』に向かうじゃないですか?
だから、アレ、ホントは『南』に向かってたんですよ…(『ああ』と中井さん)
で、歌ってみたら全然良くなくて…(笑)『くそーっ!やっぱ、北だな』って…(笑)
マイクの前で1回、仮歌で歌って『くそーっ!』って言うから
『どうした?どうした?』みたいな…(笑)『歌詞、変更します』みたいな…(笑)
やっぱ、ナンかあるんですよねぇ、北に向かうのは、魔力が…(笑)」

…と、歌詞を書き替えるジェスチャー付きで話されてましたが(笑)
確か、メンバーの皆さんやスタッフの方々から
「『南に向かうのはオカシイ』と諭された」って、おっしゃっていたような気が…?(笑)

そして…「ナンか、あの…函館だったと思うんですけど、フツーにこう…飲んでたら
1コ席空けたココに、中年のサラリーマンの方がいて、もう結構酔ってるんですけど…
そしたら『安奈』をこう…ちっちゃく歌い始めたんですよ
その内、泣くんですよ、『安奈』歌って…(笑)
『ええっ!?』と思って…でも、ムチャムチャ幸せでした、その時…」

…と「これまでで一番、音楽をやって来て良かったと思ったこと」を明かされてましたが
これは「俺にとっても、音楽ってそういうものだから」なんですよね?
それにしても、そのサラリーマンの方は、まさか1つ席を空けたお隣で
ご自分が口ずさんでおられる曲をお作りになった方が、それを聴いていらしたとは
夢にも思っていらっしゃらないんだなあと…(笑)

もっとも、甲斐バンドのライブに来られない限り
「安奈」を歌っておられる甲斐さんを目になさる機会はなかったでしょうし
「ザ・ベストテン」に「安奈」がランクインした時に
司会の久米宏さんが、甲斐バンドが出演しない旨をお伝えになったのをご覧になった
あるお店のご主人が「こいつら生意気だよな」と、甲斐さんに向かっておっしゃった(笑)
…というエピソードもあるくらいですから(笑)

それはともかく、BGMで「嵐の季節」が流れる中…って
そういえば、甲斐さんが「この声があったんで、この道を追求しようと思った」と
お話しになっていた時には「あばずれセブンティーン」が聞こえていたし
この番組を音楽担当の方は、甲斐さんのファンでいらっしゃるのかな?(笑)

中井さんが「俺たちの仕事って、運がすごく大きいと思うんですよね
きっと結構、売れる準備が出来てる人は沢山いるけど
売れる人が少ないっていうところがあると思うので
でも結局、そのあと…僕は何よりも、その…まあ、大事なのっていうのは
僕たちの仕事は『高さ』よりも『長さ』が大事だって…(『ほおー!』と甲斐さん)

まあ、役者とミュージシャンは違うかも知れないけれど
やっぱり、その真価が問われるのって、やっぱり『長さ』だと思うんですよ
だから、その甲斐バンドというものを…途中、解散があって…えー、またアレにしても
その…今も続いてるっていう、この『長さ』をもってやっているっていうことは
やっぱり、僕はスゴイことだなあっていう風に思うんですよねぇ」とおっしゃったトコで

甲斐さんのソロ35周年記念のベストアルバム「FLASH BACK」のジャケ写が映り
甲斐バンドの横浜赤レンガ倉庫ライブの「ダイナマイトが150屯」の映像が流れる中
六角さんが「ソロ活動も行っている甲斐は、ロンドンでベストアルバムを制作
68歳を迎えた今も、その勢いは衰えることを知らない」と語られると
NHK-BS「雲霧仁左衛門5」の映像に切り替わり、今度は平岩紙さんが「それは、中井も同じ
年を重ねた2人が目指すものとは…?」とナレーション

中井さんが「役者って、よく『引退がない商売だ』って言われるんですけど
僕は最近ちょっと『引退ってあるのかなあ』って、ふと思ったりするんです
(…と、ここで「熱狂~ステージ」が流れ始め)
まあ、僕たちは体が楽器で、それのメンテナンスをしながら
自分たちで音色を紡ぎ出して行くんですけれど、自分の納得する音が出なくなった時に
僕は身を引いた方がいいのかなっていう風に思ったりするんですね」と話されると

甲斐さんも「矢面に立てなくなったらヤメ時かなって、僕も…まっ、思ってるんですよ
やっぱり矢面に立ててる間は、だから、そのためにものすごいフィジカル作ってる…
ちゃんと反射神経とか全部…だからもう、全部やってますよね、色んなのを…整体から何からやってて…
だから、やっぱり矢面に立てなくなったら…っていうことですよね?今のお話は…

…と返されてましたが、奥さんは「初めて『バス通り』を聴いた時には
こんな話題が上る頃までずーっと甲斐さんのファンでいるとは思わなかった」と
「引退」という言葉に現実味を覚えたのか?若干フクザツな表情…(苦笑)
まあ、高橋真梨子さんや中島みゆきさんが「ラストツアー」と銘打たれたり
吉田拓郎さんが「僕に残された時間は少ない」とおっしゃったりしてますしねぇ…(汗)

ただ、中井さんが「だって、セリフをね、僕たち(役者)は、決められたことを
決められたように言わなきゃいけないじゃないですか?
そうすると、先輩なんかでも、昔あんなにセリフを言われてた方が、セリフが言えなくなって来る…
これはもう、しょうがないことなんですけど…」と話された際

「ボクらの時代」に、角野卓造さん、小日向文世さん、松重豊さんという
全員劇団出身で、ドラマ「HERO」で共演されたお三方が出演なさった際に
角野さんが虚血性脳貧血のために、舞台上で突然「セリフを忘れた訳じゃなくて
どのシーンをやっているのか判らない」状態になられ、その症状が10年間に3回起きて(汗)
「怖いし、イヤだし、周りやお客さんに迷惑がかかる」と舞台を引退なさったとの話から

「映像(の仕事)はイイ、映像では(その症状は)起こらない」と角野さん
コヒさんは「映像は笑って(謝って)やり直し(笑)」
松重さんは「(お二人には)カンペを見てでも役者を続けて欲しい」
…と、おっしゃったことを思い出したらしく
「甲斐さんが、ステージ上で『今、俺は何やってる?』状態になったならともかく
椅子に座って、譜面を覗き込みながら歌う(笑)
アコギライブだけになっても、やっぱり観に行きたいな♪」と申しておりました(笑)

それはさておき…
中井さんが「性格的に、あのー『おーい、ナンだっけ?ほら、言ってくれよ
ああ、そうかよ、判った判った』…っていう、これが、ナンか出来るタイプと
『ゴメンなさい!ナンだっけ?ナンだっけ?』…(と、なってしまうタイプがいる)
(『ああ!(笑)それ、絶対イヤですね(笑)』と甲斐さん大笑い(笑))

…って、こうね、こう…2パターンに分かれるわけ…(『なるほど!』)
だから、僕、最後…丹波(哲郎)さんとご一緒した時に、もうメチャクチャですよ、セリフ…
(上体を突っ伏して笑っておられる甲斐さん(笑))
それで『おーい!ナンだか言ってくれ!…大体、内容はあってるかな』
(『イイね!(笑)それは最高ですよ!それはそれでね(笑)』)

その感じが出せる俳優に…ここから目指します!だから…(『それ!?今後それ!?(笑)』)
だから、ナンか『おーい!ちょっとセリフくれよ!…(手を叩いて大笑いの甲斐さん(笑))
ああそう…大体、俺の言ってること、内容は合ってるよな?』って
丹波さん言ってましたからね…(『内容は合ってるな?(笑)』)
『なあ?合ってるよな?』って言われて『ええ、まあナンとなく合ってます』って…」

…と「丹波伝説」を語られたトコで「僕が…僕が言いますから」と甲斐さん
「『ヤメた方がいい』って?」という中井さんの返しに
「『中井さん、もうそろそろ…』って言うから
だから、僕にも言って下さい『甲斐さん、もういい
もう、いい加減、後ろつかえてますよ!』って…(笑)」とおっしゃて

中井さんが「まあ、後ろつかえることはないですけど…
もう、だから、ナンか…あのー、70後半…僕がなった時に
80前半でしょ?甲斐さんは…(『そうですね』と甲斐さん)…その辺で、もう1回会って
『もうそろそろヤメますか?』っていう話を(笑)…(『お互いにね』)
話した方がいいかも知れないですけど…(笑)

(『記憶にございません!って、その時、言いますから(笑)』)
それをずっと使えたらいいなと思いますけどね」と返されたトコで番組終了♪
お二人とも終始、楽しげになさっていたし、話の内容も充実していて見応えがありました♪
ちなみに…4月からは、放送時間とナレーターの方が変更だそうで
年度末の〆としても、なかなかイイ放送だったんじゃないかと…?
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