ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

2021年春~夏の連ドラ11

2021-09-07 15:44:00 | 日記
さて、ドラマネタ最後の記事になりましたが
一昨日の「TOKYO MER」…最終回前にまさかの展開でネットが騒然(汗)
「しんどい」「ツラい」「初めての死者1名がまさかの…」「鬼畜脚本(汗)」などなど
ストーリーに対する衝撃や怒りのツイートが多数ある中

鈴木亮平さんの演技を絶賛なさる方や「孤狼の血の上林はこうして誕生した!」と
喜多見先生の闇堕ちを指摘される方(苦笑)
また「エリオット椿」役の城田優さんを「嫌いになりそう」とおっしゃる方や
「SPECの左利きを思い出した」と我が家でバズった(笑)ツイートをなさった方も…って

この放送の冒頭で「空白の1年」をバラしてしまったことを詫びる妹のこめかみを
喜多見先生が、両手グーでグリグリしていたのが
「SPEC」の中で、城田さん演じる「左利き」が
他人の記憶を改竄する時のやり方と同じだったのは偶然!?(笑)
「SPEC」も「MER」と同じTBSのドラマですけど…?(笑)

ちなみに、陽性反応が認められたという外事四課のお二方は
「本部」にいて、現場の指揮は「右腕」の方が取っているという設定になってました(汗)
対策を講じて、十分に注意なさっていても「ハコヅメ」のお二方や
放送前のテレ朝のドラマ出演者やスタッフの方も感染されたみたいだし
現場の皆さんは、本当に大変な思いで作品を作っておられるんだなあと…(汗)

それはさておき…「甲斐さん検索エンジン」常時稼働中(笑)の我が家では
「漂泊者」ならぬ「漂着者」というタイトルは元より(笑)
「海岸に漂着した謎の男は予言者か、犯罪者か
秋元康が企画・原作・脚本を手がけるサスペンス」というCMに心惹かれ視聴開始!

斎藤工さん演じる「イケメン全裸漂着者」は、記憶を失くしていて名前も判らないので
新潟の海岸に漂着して最初に口にした「勝者には何もやるな」という言葉が
ヘミングウェイの短編集のタイトルだったことから
「ヘミングウェイ」と呼ばれるようになるんですが

ヘミングウェイといえば、かつて甲斐さんが
「ショートレンジからロングレンジへ」と切り替えられた際に…
「彼を尊敬してる訳じゃないけど、彼の作品におけるリアリズム
骨格の太さという部分で、俺もそうなりたいと思った

(それまでの作家達が作ってきた)『社会的価値観』を一気にブッ壊した
血と肉で、汗と行動とで身をもってぶつかった
『ハードボイルド・リアリズム』があるんだよね
以前は『本能的、生理的なもの』で書いていたものを、もっと意識しながら書こうと思った」
…と名前を挙げていらしたことを思い出しました(笑)

ともあれ…漂着してからというもの、女児失踪事件について予言めいた絵を描いたり
ロシア語を話したり、ピアノが弾けたり、難解な数式を解いたりと
意識しないままに様々な才能が表出する一方で
ヘミングウェイの足首のタトゥーを見て「着いたのか…?」と怯えていた患者が自殺?したり
「しあわせの鐘の家」というNPO法人の代表・ローゼン岸本(野間口徹さん)が
身元引受人として現れた途端、ヘミングウェイが病院の屋上から飛び降りたり(汗)

ヘミングウェイの主治医役で出演なさっていた
元祖「甲斐バンドの広報部長(笑)」船越英一郎さんも
今クールは「推しの王子様」と掛け持ちなんだ!と思う間もなくお亡くなりになってしまい…(汗)
それも「見ざる言わざる聞かざる」を体現するかの如く
目・鼻・耳を縫い付けられるという状態で…(汗)

でも、これだけ事件が起こって、そのたびにネットやテレビで騒がれても
身元を知る人間が現れないって、おかしくね?(汗)
もっとも、ヘミングウェイの本当の名前も知らないという
140年前の婚約者(シシド・カフカさん)は現れましたが…(苦笑)

白石麻衣さん演じる新聞記者の上司(橋本じゅんさん)の言う通り
彼は、現代人が失くしてしまった「第六感」の遺伝子を持つ民族なのか?
それとも、もっと現実的な答えが用意されているのか?
秋元先生のみぞ知るってことで、最後まで見届けたいと思っております

次の「きれいのくに」も、一風変わったというか
「誰しもが抱える容姿へのコンプレックスにまつわるジュブナイルSF
高校生たちが暮らすのは、ほとんどの大人が『同じ顔』をした不条理な国…
恋愛の衝動がほとばしる青春ダークファンタジー」で

古田新太さん主演のドラマ「俺のスカート、どこ行った」の脚本を担当なさっていた
劇作家の加藤拓也さんが「最後までちゃんと観ないと判らないぞ!というつもりで書きましたので」
…と、おっしゃっていた通り、最初は戸惑うばかり(苦笑)
イヤ「青春ダークファンタジー」と紹介されてはいたものの
主演は、稲垣吾郎さんと吉田羊さんみたいだし?…と思って見始めたら

吉田さん演じる40代の美容師と、その夫の税理士(平原テツさん)が
稲垣さん演じる映画監督の「夫婦」に関するインタビューに、それぞれが応えるシーンと
夫婦の日常生活の様子が交互に流れ、2人が再婚同士であること
2人の間に子供はおらず、妻はセックスレスに不満を抱いているものの
夫は現状に満足していることなどが明かされたあと

妻の誕生日と、夫の前妻との間の子供の誕生日が同じなので
今年も妻は1人で誕生日を過ごしていたところ
夫は、税理事務所に相談に来ていた女性(蓮佛美沙子さん)と関係を持ち…って
これは、10年前の出会った頃の夫婦の回想シーンだったんだけど
誕生日の翌日、夫が目覚めると、隣には蓮佛さん…つまり10歳若返った妻が眠っていて
「えっ!?えっ!?どーゆーこと!?」状態(笑)

しかも、ボクは、蓮佛さんが「10年前の妻」を演じておられるのではなく
吉田羊さんがメイクや髪型を変えていらっしゃると思って見ていたので、更に混乱…(苦笑)
イヤ、だって、声も話し方もそっくりでいらしたし
夫以外、妻本人も周りの人々も「若返った」ことに気づかないという設定だったし
その後、蓮佛さんだと判ってからも、吉田さんがアフレコなさってるんじゃないか?
…という疑いが完全には拭えませんでした(笑)

それからも妻はどんどん若返って行き、20代の
まだ前夫と結婚していた頃の姿(小野花梨さん)になり
これって、夫にとっては「ただのホラーでしょ!?(汗)」と思ったトコで、物語はホントにホラー化!?
若者以外のほとんどの大人が「同じ顔」…
男性はみんな稲垣吾郎さん、女性は加藤ローサさん…になっている世界では

直接、整形手術を受けるだけじゃなく、遺伝子の編集まで行われたため
健康被害が続出、同じ顔による犯罪が頻発したことを受けて、10年前から整形は禁止となり
子供たちには、外見を気にし過ぎるな、違法な「裏整形」を受けるなという啓発映画を見せる
…って、これまで稲垣さんがインタビューしていた夫婦は、この映画の中の登場人物であり
ここから、ようやく「青春ダークファンタジー」が始まって

自分の両親も、友達の両親も、学校の先生も、街行く大人もみんな同じ顔で(汗)
中には遺伝子操作により、大人の顔になっている同級生もいて
トラウマになるような暴力をふるった人間と同じ顔というだけで
別人だと判っていても、拒否反応を示してしまったり
「裏整形」を受けたいと悩んだり…という高校生たちの姿が描かれます

ということで、稲垣さんと加藤さんは「1人多役」を務められてますが
同じ顔のまま、服装や立ち姿、目付きや話し方、声のトーンなどで
十数人の「別人」を表現なさるのは大変…って
まあ、顔だけ合成になっている場合もあったけど、そうでないとムリでしょう(笑)
ただ、何も予備知識なしに、いきなりこの「オール稲垣」状態をご覧になった方は
頭を抱えられること間違いなしですね(笑)

大人たちは「トレンドの顔」とされる美しい顔になっているくせに、子供たちにはそれを禁止し
また「トレンドの顔」にしない「プレーン」な顔の大人たちを差別するという理不尽で歪んだ世界
「きれいのくに」は、現実の世界に対する痛烈な皮肉を込めた作品だったと思います

そうそう!Kainatsuさんや山田拓斗さんが絶賛なさっていた「コントが始まる」は
菅田将暉さん、仲野太賀さん、神木隆之介さん
毎熊克哉さん、中村倫也さん、伊武雅刀さん、鈴木浩介さん
有村架純さん、芳根京子さん、古川琴音さん、松田ゆう姫さん等

レギュラーキャストの皆さんの顔ぶれを拝見しただけで「何をか言わんや」って感じだったし
実際にその内容も「諦め」だけではなく、その先に一歩踏み出す姿が見えたことで
ほろ苦さの中にも、ある種の爽快感が感じられて、後味の良いドラマでした♪

ただ、我が家の平均年齢(笑)からすると、この「マクベス」世代…20代後半は
周りを見れば、ネクタイを締めて就職していたり、結婚して子供が生まれていたり、という
言い方はアレですけど、まだその仲間になれる
自分も今から「大人」になれる、ギリギリの年齢って感じがして
だからこそ「夢」を諦めることが出来たのかなあ?と思えたのに対し

「カルテット」世代…30代になっても「夢」を捨て去ることが出来ない
それも、自分には才能もチャンスもないと気づきながら(汗)
大方の同世代の人間たちが歩んでいるのと同じような人生にシフト出来ない…方が
胸に迫るというか、より切なくてオモロ哀しい感じがしました
まあそれは、ボクが「キリギリス」になり損ねた人間だからかも知れませんが…(苦笑)
コメント
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