ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

2021年春~夏の連ドラ8

2021-09-02 14:25:00 | 日記
呉越同舟のランチタイムが終わり、署に戻った村瀬刑事(津田寛治さん)
謎のイヤリングは、過去の事件の証拠品ではないか?という可能性に気づき
もしもそうだったなら懲戒処分ものだと慌てまくり(汗)

保管所のデータを調べようとエレベーターを待っていた時に
「この数字(9)を見ると思い出す人がいる」と
ついに「元9係係長の加納倫太郎(渡瀬恒彦さん)」が登場♪
「自分にはないものを持っていて、自分にあるものが欠けている人だった
最初は、係長とは名ばかりの昼行灯にしか見えなかった
こんな人物が警察にいること自体どうなんだと…」

…って、確かに、事件が発生してもおっとりとしていて
およそ事件とは無関係と思われる些末な点にばかり食いつき(苦笑)
コーヒーを淹れることにこだわったり、刑事部屋で料理を作ったり(苦笑)
イメージ的には、緒形拳さんに続いて渡瀬さんが演じられた「おみやさん」みたいな感じで
手柄を挙げようとガツガツしている村瀬刑事にすれば
とても尊敬できる上司ではなかったでしょうね(笑)

「しかし、係長の捜査の仕方を目の当たりにする中で、その考え方は変わって行った
被害者も加害者も1人の人間として向き合い、心からの言葉をぶつけて行く
チームメンバーに対するのと同じように…
俺が思い描いていたものとはまるで違うが、確かにそこにも正義があった
もっと深い父親のような正義…

いつの間にか自分の中にも入り込んでいた
もしも言葉で教えられたなら、当時の俺はきっと反発しただろう
だが、それらは、加納係長の背中を見る内に、自然に自分に入り込んで来たものだった
また年のせいにするが、今になってこう思えるのは
当時の係長の年齢に近づいて来たからかも知れない。だが、それも悪くないと思う」

…と振り返ったトコで、証拠品のリストの中に「葡萄の房の形をしたイヤリング」はないことが確認され、ひとまずホッとして、回想の続きへ…
「望もうと望むまいと時間は流れ変わって行く…9係は解散し、加納係長は転属
俺たちは特捜班として再編された。その班長が宗方朔太郎(寺尾聰さん)」

実際は「警視庁捜査一課9係」のシーズン12開始直前に、渡瀬さんが入院なさって
過去の映像を取り入れつつ、長期出張中という設定でオンエアされていたものの
残念ながら、帰らぬ人となられたため「9係」は解散という形でシリーズ終了…
その後、他のレギュラーメンバーの皆さんによる「特捜9」がスタート
番組タイトルは変わっても、それぞれ役名や経歴、関係性は「9係」を引き継いでいます

ともあれ…特捜班の宗方班長は「現役を引退していたところを
加納係長の代わりは君しかいないと警視総監(里見浩太朗さん)直々に頼まれたらしい
元警察庁官房人事課監察官補という肩書きに期待したが、早々に裏切られた
子供がいると言って、定時で帰ってしまうのだ
まさかそんな刑事がこの世にいるとは…

しかし、時折見せる、何かを背負っているような表情に触れるたび
徐々に信頼を預けられるようになった
加納係長が父親だったとしたら、例えば叔父のような…
宗方班長の子供が、実は昔、犠牲にしてしまった部下の娘であることが判った時
衝撃を受けると同時に、大きく腹落ちするものを感じた。やはり、そういうことかと…

宗方班長が特捜班を去って行った時、何故あんな感情になったのか判らない
ただ、お前らは大丈夫だと、そう言われたような気がしたことだけは覚えている
そして、入れ替わりに入って来たのが、現班長・国木田誠二(中村梅雀さん)
また、トンでもない人物が上司になったものだと思った
今度は定時で帰るどころか、捜査をしないという班長
いよいよ来るところまで来たなというのが最初の印象だった

いつまで経っても、徹底して保身しか考えていないような行動、しつこいイヤミ
わざと嫌われるように立ち振る舞っているのかと思うほどだ。まあ、実際そうだった訳だが…
ついに、俺たちと正面衝突した時、初めて班長の本質を垣間見た気がした
自分が作ってしまった冤罪事件に対する強い後悔…やはり、彼も過去を抱え込んでいた

その秘密が明かされたのを境に、我々の一員になる決意をしたようだ
ようやく心を開いてくれたのは良かったが
前にも増して、気がねなく掃除を命じるようになった
新藤(山田裕貴さん)に言うならまだしも、ナンで俺なんだ!?と激しく理不尽さを感じながらも
上司には逆らえない俺がいる」

…というのは、係長就任当初から「捜査は一切やらない」上に
捜査資料やデスク周りの整理整頓、刑事部屋の掃除には、殊の外うるさかったのが
より一層、口やかましくなり、この日のように事件を手がけていない時は
かなり大がかりな清掃日となるみたいです(苦笑)

結局、資料整理と掃除に明け暮れた1日が終わり、刑事部屋を出る際に
「今日は良い日だなあ」と浅輪主任(井ノ原快彦さん)
村瀬刑事が「良い日ってお前、特別ナンもなかっただろ」と返すと
「イヤ、刑事にとって何もない1日、最高じゃないですか!」と笑顔で帰って行き

同じく帰路についた村瀬刑事は「何も起きない日こそ最高の日…いかにも浅輪らしい
俺は、いつもどこかで事件を待ち望んでいた
自分の力を誇示し、上に上がるため…
刑事になろうと思ったのには理由がある
父親が早くに他界し、母親は生活に追われる中、俺はいつも妹と一緒だった
彼女の見本となるために、俺はいつも正義の味方であろうとした
守る者と守られる者、お互いの関係性を拠り所に、俺たちは毅然と生きていた

その妹を裏切ったことがある」と自分自身の回想に入ったのは
謎のイヤリングと同じ「葡萄」にまつわる過去を思い出したからで
葡萄が食べたいと言う妹に「ちょっと待ってな」と告げると、妹は黙って兄の腕を掴み…
「俺が葡萄を盗みに行こうとしていたことを妹は判っていた
それから間もなくして、妹とは二度と会えなくなった

後悔した。今でも後悔している
本物の正義の味方にならなきゃいけないと思った
そして、刑事になることを決めた
二度と迷わない、強い正義の味方になるために力が欲しかった
そのために、がむしゃらに上を目指した
仲間なんか要らなかった。結婚さえ、その道具にしていいと思っていた
むしろ、孤独でいた方が、ブレずに済む

そんな自分が、まさか変わるとは思ってもみなかった
何が自分を変えたのか判っている。本当は年のせいなんかじゃない
…って、9係時代は本当に、元警察官僚の娘と婚約までしていたのに
お酒のせいで、相棒の小宮山刑事(羽田美智子さん)と、ひと晩一緒に過ごし
そのことが原因で、小宮山刑事は恋人と別れてしまい、村瀬刑事も婚約を解消…

まあ、実際は、2人の間には何もなかったみたいだけど(苦笑)
その後、村瀬刑事は小宮山刑事に愛の告白をして、あえなく撃沈するも
ずっと、小宮山刑事のことが気になっているようで
「なあ、俺は、兄ちゃんは大丈夫か?間違ってないか?ちゃんと歩けているか?
今も正義の味方でいられてるか?」…と夜空を見上げながら、妹に問いかけたあと

「もし、妹が生きていれば…そう思うと、何故かいつも思い出す
彼女はどこか似ている…」と小宮山刑事のことを思い浮かべた途端に
「そうか!これ、あん時の…」とイヤリングの謎が解けて
「小宮山志保…彼女とのことは言葉に出来ない…」
…と記憶を辿っていると、当の小宮山刑事が現れ

イヤリングを差し出しながら「あの時の…ほら、君があの…」と言うと
小宮山刑事も「えっ?あ…ああ…あの時…」とギクシャク(苦笑)
でも、お気に入りのイヤリングだったみたいで
片方だけになってしまっても捨てられずにいたらしく
7~8年ぶりに両方揃ったことは嬉しそうな様子で?

「じゃあ」と去って行く小宮山刑事を呼び止め、夕食に誘ったものの
小宮山刑事は食事を済ませて来たので
「明日にしない?明日また会える訳だし…」と答えて帰ってしまい
その後ろ姿を見送って「何故か、もう少し一緒にいたかった…今日はどうしたんだろうか
何故こんなに感情的になっているのか、自分でも判らない」と考えていた時

突然、背後からやって来た何者かに腰の辺りを刺され(汗)
腰に手をやり、その手についた自分の血を見つめ、その場に倒れながら
逃げ去って行く犯人の後ろ姿を目で追ったものの、ぼんやりと霞んでしか見えず…(汗)

「人は死ぬ前、人生が走馬灯のように甦ると言う
ここ最近、何故か昔を思い出していたこと
そして、今日という1日の意味が判った気がした
それは、俺の最後の1日…」と意識が遠のいて行く中
「こみ…やまくん…こみ…やま…くん…」と呟いて…(汗)

思わず「ええーっ!?」と驚き、長期シリーズのテコ入れだとしても
このタイミングで、これはないわ~!とボーゼン…
しかも、この第3話のタイトルが「最高の日」って…(汗)

続いて流れた次週予告では「突然襲った悲劇!」「仲間のため覚悟の捜査が始まる!」
「捜査から外された特捜班!」…といった文字が踊り
特捜班のメンバーの怒鳴り声や悲痛な叫びが聞こえるだけで、村瀬刑事の生死は判らず…
ものすごくモヤモヤしたまま、次回の放送を待ったのでした…(汗)
コメント
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