さほど長くはないアンコール待ちが終わって、照明が点き
木村さんを先頭にメンバー全員でステージに戻って来られると
観客の皆さんは、立ち上がってそれをお迎えになるも
甲斐さんは「さあ、みんな、１回落ち着いて…座ってやりましょう、ねぇ？
えー、松藤の歌ですから、何しろ次は…スゴイですよ！
えー、何がスゴイか、よく判んない(笑)」と着席勧告(笑)
これは、名古屋公演２日目の1stステージ以来、この日の1stステージが２回目
この2ndステージで３回目の発令だったみたいですが
名古屋公演の時は、甲斐さんの方から松藤さんに「座らせる？」とお訊ねになり
松藤さんは「イヤ、別に…」といったご様子だったらしいので
松藤さんのご希望という訳ではなさそうだけど…？
ともあれ…「5月の29日にね、えー、WOWOWの音楽番組…『INVITATION』っていう…
えー、その…えー、１時間、僕らフルに撮りましたんで…
えー、全員出てます！甲斐バンドもフルメンバーで出てるし
もう、健太も木村くんも、ちゃんと別セットで…
豪華だなあ！やって良かったなあ！」と甲斐さん
「良かったねぇ(笑)」という松藤さんの合いの手に、後ろを振り返られ
「最近、出てるもんね？僕らの大好きな、もう中(学生さん)出てます
『良かったなあ(笑)』」とおっしゃってましたが
奥さんが、kainatsuさんの、もう中さんに関するツイートを拝見した時に
「東京では、またもう中ブームが来てるのかな？」と首をかしげたくらい
関西では、とんとお見かけしておりません(苦笑)
「基本的に…ね？あの…ナンか音楽番組っていうのは…まあ、テレビ番組含めて
ナンかこう…あんまりしっかりやらないイメージが…
あのー、最近はもうＢＳも含めて、ガチッとやる番組、増えたんで…
えー、もう…それも１時間しっかりフルで、えー、やる訳ですから
だからもう『やろ！やろ！』ということで…
あの…『破れたハートを売り物に』の時に、もう、僕らだけじゃなくて
ナゼか、鈴木健太もコーラスしてるんですけど、ナンで？(笑)…イヤ、違う(笑)
ナンで？って、僕が(一緒にコーラスするように)言ったんですけど…(笑)
イヤイヤ、いつの間にか健太がそこに並んでて…(笑)
どうも、この勢いで行くと、赤レンガ倉庫で…出るような勢いなんで…(笑)
ナンで？ナンで？(笑)…って僕が…(笑)えー、どうなるんでしょうね？」と話され
鈴木さんが苦笑いなさってる、そのお隣で、木村さんが大爆笑(笑)
このお二人は、ビルボードシリーズ第２シーズンから不動のメンバーでいらっしゃいますが
お互いに、ビルボードツアーになくてはならない存在だとおっしゃっていたし
きっと甲斐さんのこういうムチャ振りに戸惑われるご様子を
お互いによく見聞きなさってるのかも知れませんね？(笑)
そして、更に「(赤レンガ倉庫ライブの)当日はもう、生中継もあるんで、ホントに…
えー、ナンて言うか…あのー、生中継って面白いなと思うのが
ナンかこう…『生中継ありますよ！本番、失敗しちゃいけませんよ！』って
そういう風に考えるんじゃないんだなあっていうことが
１～２回やって判ったんですけど、失敗していいんだよね
失敗したら、もう１回やりゃいいんだから…」と話されたのを聴いて
「あの『ポップコーンをほおばって』の時に
それが判ってればねぇ(笑)」とツッコむ奥さん…って、それは言わない約束でしょ？(失礼!)
おかげで？福岡・天神IMS前のゲリラライブに発展した訳ですし…(笑)
そういえば、ビルボードシリーズ元年のツアー初日に
ガチガチに緊張なさっていた鈴木さんにも
「失敗したら、もう１回やればいいんだから」とおっしゃったんですよね？
ともあれ…WOWOWは、これまでも度々、甲斐バンドや甲斐さんのライブを生中継したり
大々的な甲斐バンド特集を組んだりして来たし…って
去年、赤レンガ倉庫ライブに向けて「20時間連続放送」という
「かつてないトライアル」まで敢行したにも関わらず
赤レンガ倉庫ライブが、１年延期になってしまい
今年また「甲斐バンド強化月間」を設けてくれたことに加え
甲斐さんも大満足の出来映えらしい「INVITATION」に、赤レンガ倉庫ライブの生中継と
ずいぶんお世話になっておられることに対して
この日の1stステージで「一生ついて行かないと…(笑)」とおっしゃったんだとか…(笑)
まあ、甲斐さんは、たとえビジネス抜きでも
WOWOWで映画やスポーツ中継などをご覧になるんじゃないかと…(笑)
で…仮に失敗なさったとしても「問題は、そこで…ナンての？
バンドとかアーティストの人間性が、こう…ポロっとこぼれるかどうかが大事で…
ほら、僕なんか人間的に豊かなんで(笑)もうそういうの…
もう『オーイエー！』って、ねぇ？出ますよ、人間性が…
時折、モノ投げて帰ったりしますけどね(笑)
昔、マイクスタンド投げて帰りましたけど…(笑)」
…って、これはおそらく？かつての山梨ライブのことかと思われますが
前年のツアーの際に、甲斐さんが初めて客席ダイブをなさったことで
翌年のツアーで、観客の期待値が上がってしまい、それに苛立たしさを覚えられ
マイクスタンドを蹴り倒し、ステージから降りてしまわれたんですよね？(汗)
奥さんが参戦したライブで、そこまでお怒りになったことはなかったみたいだけど
20代から30代前半にかけての甲斐さんは、ピリピリなさったご様子のことが多かったらしく
いまだに、そのイメージが抜け切らないせいか？
今も奥さんにとっての甲斐さんは「ちょっとコワイ人」なんだとか…(苦笑)
それはさておき…「まっ、そういうことで
じゃあ『レイニー・ドライブ』というナンバーをやりましょう」と甲斐さん
ツアー開幕当初は、松藤さんがキーボードで弾き語りなさっている間
木村さんや鈴木さんと内緒話(笑)をされていたみたいですが
前回の東京公演から、鈴木さんの陰に隠れるようになられたというのは
観客を、松藤さんのプレイに集中させるためなのかなあと…？
この日の1stステージで、松藤さんが、１コーラス目をしっとりと歌い終えられ
鈴木さんが、ウクレレで軽快なリズムを奏で始められると
名古屋公演の時と同じく、再び立ち上がった奥さん(笑)
1stステージ終了後、甲斐友さん達から「次のステージで立ったら生配信に写っちゃうよ(笑)」と言われ
「えっ!?みんな立ってなかったの？」とビックリ！(笑)
奥さんの視界に入る範囲に、立っておられる方はお見かけしなかったものの
すぐ後ろのテーブルの暴れん坊の(笑)甲斐友さん達や
後方の席の甲斐友さん達は当然立っていると思い込んでいたらしく(笑)
2ndステージは「イイ子」にしていたみたいです(笑)
そして…「今夜はホントに、みんな来てくれて感謝してます！サンキュー！ありがとう！
ナンか、イイですね(笑)こういう最後まで微笑ましく盛り上がったのが…(笑)
昔のアノ殺気立ったものがなくなって…(笑)
えー、イヤイヤ、7月10日はそうは行かない！えー、殺気立って…(笑)」
…と、おっしゃったかと思ったら「ギターを弾く甲斐さん」第３弾にして、大ラス曲
「嵐の季節」のイントロを弾き始められ(笑)もちろん、奥さんはスタンディング(笑)
まあ、奥さんの辞書に「座ったまま拳を突き上げる」という文字はないんでしょう(笑)
ただ、２コーラス目の時にふと、この日、自分が甲斐さんを真似て着ていたＴシャツは
まさに、この「嵐の季節」がセトリに入っていたツアーで
甲斐さんがお召しになっていたことを思い出し
拳を上げるタイミングが、１拍遅れたらしい(笑)
そうそう！そのツアーの際に、甲斐さんが、この曲の歌詞について
「『コートの襟を立て』だから『風』だろ！ちゃんと意味を考えろ！」と
ウロ覚えで歌う観客が多いことに、お怒りになったそうだけど
この映像の中で「コートの襟」のあと、思いっきり「雨」と歌っておられました(笑)
45周年ツアーのファイナルである赤レンガ倉庫ライブが近づくに連れ
奥さんの中では、かつてのライブのエピソードなどが、ひょっこりと顔を覗かせているみたいです
…って、その前にまず、今日の大阪公演
待たされたぶんまで楽しまないと♪ですよね？(笑)
