続いては、令和版「Dr.コトー」と評判の「にじいろカルテ」
脚本は、前クールの「姉ちゃんの恋人」に続き
甲斐さんご贔屓の岡田惠和さんが担当なさってるんだけど
数々の名作を生み出して来られた巨匠にとって、ナンと!初の医療ドラマらしく
「病気の人が1人も出て来ない、手術シーンも全くない、そんな回も作りたい」
…というコメントからも、いわゆる「難病患者の命を救うスーパードクター」の物語ではなく
「描きたいのは『お医者さん』以外の時間」
…白衣を脱いだあとの、ごはんを食べて、恋をして、ケンカして
風邪をひいて、失敗だってする、ひとりの人間の姿だそうです
吉岡秀隆さん演じるコトー先生は、東京の病院で起きた医療ミスの責任を取って辞職したあと
行き場を失っていたところへ、離島の役場職員(小林薫さん)から、島に来て欲しいと請われ
島の診療所に常駐することになりましたが
このドラマの主人公・真空先生(高畑充希さん)は
東京の病院で勤務中に突如倒れ、難病を患っていることが判明
上司から「ウチに必要なのは患者じゃない」と休職を命じられ、失意の底をさまよっていた時
雨宿りした先で、東京に来ていた虹ノ村役場の職員(光石研さん)と言葉を交わし
村の診療所で働く内科医を募集していることを知って…と、若干のデジャヴ感と共に始まり(笑)
「Dr.コトー」にも出演なさっていた泉谷しげるさんが
村人の1人として登場された時には、思わずクスクス(笑)
「Dr.コトー」では、診療所で治療できない患者は
6時間かけて、本土の病院に運ばなければならないという設定だったけど
こちらの虹ノ村も、救急車を呼んでも、到着まで30分以上もかかるという
まさに「陸の孤島」みたいな山奥にあるとの設定になってます
真空先生が、村にやって来る際に乗った路線バスのシーンは
やはり岡田さんの手になる朝ドラ「ひよっこ」のバスのシーンと同様に
目的地に近づくに連れ、乗り降りする人がいなくなり
次の停留所名を告げる車掌さんの声だけが響いておりました(笑)
ともあれ…岡田さんは「数少ない村人たちが、順番に病に倒れるのは、ドラマの嘘」として
スーパードクターが患者の命を救い、視聴者に爽快感を与え、また次回へ…で終わらず
現実には治せない病もあるし、手術後も患者の人生は続いて行くし
また、主人公は医師でもある患者な訳だし…といった部分にスポットを当てておられます
ちなみに…我が家は、ツナギにグラサン姿でクセが強い(笑)外科医役・井浦新さんに注目中♪
DIYが得意らしく、真空先生のために、診療所内を改装し、居室を整えて歓迎したものの
家事能力ゼロの真空先生に呆れ、事あるごとに「女のくせに」と口にするため
1回「~のくせに」と言ったら罰金100円という制度を設けられてしまうことに…(苦笑)
「アンナチュラル」の「クソが!」が口グセの解剖医とは
また違ったお医者さんぶりが楽しみの1つです
一方で、そろそろ挫折しそうなのが「その女、ジルバ」…(苦笑)
初回に、ヒロインの池脇千鶴さんのお顔を拝見した時には
失礼ながら「どうしちゃったの!?」ってビックリするくらい
むくんで覇気のない表情でいらしたのが、熟女バーに勤め始めてから
みるみる内に明るく綺麗な女性に変わって行かれ
「さすが!」と舌を巻いていたんだけど
本業である派遣先の工場のリストラ問題とか、上司として現れた元カレとか
故郷福島の家族のこととか、だんだん話が重くなって来て、最近はちょっと敬遠気味…(汗)
また、初回で早々に撤退してしまったのが「ドリームチーム」…(汗)
夫の不倫が発覚し「ステキ主婦」の仮面が剥がれた山口紗弥加さん
パワハラ疑惑が浮上し、出世街道から転落した財前直見さん
SNS上で「キラキラ女子」を演じるも炎上した桜庭みなみさん
…といったお三方が、同じ高校のバスケ部の元キャプテンという共通点のもと
かつてのバスケ部寮で共同生活を始める…みたいなんですが
ナンか、前クールの「恋する母たち」的な匂いがするのと
「感情移入が難しいなあ」ってことで、その後の展開に興味が持てませんでした(苦笑)
竹内涼真さん主演の「君と世界が終わる日に」も、初回でリタイア(汗)
画面も内容も暗いし、このコロナ禍で観るには、少々気が滅入るというか
ナンで今、これを撮ろうと思ったのかなあと…?(汗)
あと「僕だけがいない街」は、面白くない訳じゃないんだけど
この連ドラがスタートする直前に、藤原竜也さん主演の映画版を観てしまい(苦笑)
もしかしたら、映画とはストーリーが変わっているかも?と
チラチラ眺めてはみたものの、その気配がなくて、現在フェードアウトしつつあります(苦笑)
同じタイムスリップ系の「知ってるワイフ」は
広瀬アリスさんの吹っ切った鬼嫁演技(笑)か~ら~の、健気な独身女性ぶりがスゴイ!(笑)
その広瀬さんを鬼嫁にした(笑)男性(大倉忠義さん)が
「もし、あの時、こうしていたら…」という、誰しも1度は夢想するであろう?
人生のターニングポイントに戻り、当時は選ばなかった道で、人生を絶賛やり直し中なんですが
仕事こそ、やり直す前と同じ銀行員でも
2度目の人生の伴侶は、学生時代の憧れの女性で
その妻の両親のおかげで、立派な家に住み、セレブなプライベートライフを送っていたトコへ
自分と結婚しなかったために、まだ独身の鬼嫁が、同じ支店に転勤して来て
…って、このタイムスリップの方法を教えてくれた「謎の男(生瀬勝久さん)」によれば
過去を変えても、自分と関わる人間の顔ぶれは変わらないらしい…?
ということで、同僚となった鬼嫁を思わず、下の名前で呼んでしまったり
行きつけの店で、彼女の好物を注文して驚かれたり(笑)
自分の妻ではない1人の女性として接する内に、すっかり忘れていた妻の魅力を再発見
更に、仲のいい同僚が、猛烈アタックを開始して、胸がザワザワ(苦笑)
この夫婦がスレ違ってしまった経緯は、どこの家庭でもありそうな…
って、仕事が忙し過ぎて、家事や育児に協力することはおろか
妻の「相談」に耳を貸そうともしない夫と
そんな夫への不満や育児のストレス、更には、認知症の母親の世話が重なり
「♪イライラのしっぱなしさ♪」な妻が、顔を合わせれば、口論ばかり…のがリアルで(汗)
そういう意味では「逃げ恥」の2人みたいに
「この状況を打破するために、こういう点の改善を要求します!」と
面倒くさがらずに、とことん話し合うのが理想なのかも?と思いつつ
冷静な話し合いが出来ないから、いさかいを避けるようになり
もろもろが積み重なった挙げ句、爆発してしまい、話し合いが出来ないと諦め…
っていう悪循環に陥っちゃうんじゃないかと…?(苦笑)
まあでも、この夫婦には「青い鳥」みたいなオチが待ってるんじゃないか?(笑)
…という予感がするし、取りあえず最後まで見届けたいと思います(笑)