AERA 増大号その２

昨年、ロンブー淳さんの結婚スクープ(笑)を仕掛けた
『ロンドンハーツ』のプロデューサー・加地倫三さん

関わるスタッフを５人ほどに留め
婚約者のご両親にも
情報を漏らさないという誓約書を書いて頂いたそうだ(苦笑)

今のテレビ番組は、情報を小出しにして
視聴者を煽って引き付ける方が
視聴率が取れるらしいんだけど

加地さんいわく…
テレビマンの原点は、視聴者をビックリさせること(笑)

甲斐さん御用達の『アメトーーク！』も
加地さんの担当だそうで

『ガンダム芸人』を放送した2006年には
『そんなマニアックなテーマで
１時間の放送は非常識』だったという

ムリな企画を番組として成立させるため

バラエティー番組では異例に多い
９～12台のカメラを駆使して
芸人の皆さんの発言やリアクションを
撮り逃さないようにされたそうだ

スタッフや出演者だけが面白がっている番組ではなく
視聴者の目線を持とうと心がけている
…と話されているんだけど

前出の内山聖子さんも

作り手が面白ければいいというのは
テレビがありがたかった時代の話とおっしゃってます

バラエティーとドラマ、畑は違っても
これがテレビ朝日の社風なのかな？(笑)


一方で『自分が面白いと思うものを作りたい』
という福澤克雄さんと同じく

『作り手が面白がれないような
ムリもムダも見えないような番組は
やっぱり面白くない』と言われるのは…

甲斐さんのお友達？高橋利之さん♪
『よく見る他局の番組』に
『あまちゃん』と『半沢直樹』を挙げられてます(笑)

でも、半沢は『行列のできる法律相談所』のウラ番組じゃ!?…(爆)

高橋さんいわく…

ムリは沢山あったけど
あんまり苦労した記憶がないんですよ

そもそもムリなところから始めるのが
番組作りの基本だから…

ナンだか甲斐さんと似たニオイがする…(笑)

でも、その甲斐さんが会いたいと言われた野茂英雄さんに
出演交渉するのに苦労されたんですよね(爆)

野茂さんは、全く違うジャンルの方が
会いたいと言って下さることが嬉しかったと
おっしゃってましたけど

その旨を伝える手紙を書かれた高橋さんは

こういう交渉の仕方もあるんだ
『勉強になりました！』と
甲斐さんにお礼を言われたという

『24時間テレビ』30周年の際

チャリティー・マラソンのランナーは
『一番ムリそうな人』(笑)として
第１回の司会者・萩本欽一さんに決められたそうだ

当時、欽ちゃんは66歳
事務所からは『絶対走らないと思う』と言われ

ご本人に直談判したところ
『できるかどうか、やってみよう』という返事

高橋さんは
この人も『ムリ』と言わない人なんだと思われたそうだ(笑)

ただ、ランナー発表後に
『欽ちゃんを殺す気か!?』と非難の声があがり(汗)

上司の方から説明を求められた時
高橋さんは、胸ポケットを指さして
『辞表をココに入れてます』と
覚悟を見せられたらしいんだけど

『芝居ですよ(笑)
辞める気なんて全くなかったですもん(爆)』

そんな高橋さんの最強ボツ企画は
『クイズ！DEAD OR ALIVE』

生きているか？亡くなったか？
微妙な有名人の写真をドーンと出して…(爆)

甲斐さんが高橋さんと
大笑いしながら話されている姿が
目に浮かぶようです(笑)