妙安寺ファミリーバンドその７

門田さんいわく…

三浦さんからの連絡が途絶え始め先が見えなくなった

いつでも上京出来るように合宿所を引き払い
スタジオで練習を続け、曲作りしながら待っておられたのに…

盛大なフェアウェル・コンサートや旅立ちコンサートの数々も
東京に行かなかった恥ずかしさもあるけれど

このままじゃ、どうしようもないと
再び、照和のステージに立つことになさったらしい

多分？この頃に仲西さんのお父様が亡くなられ
長男としてご実家に帰ることを決意されたようだ

門田さんいわく…

この時期にメンバーが抜けるのは痛かった

でも、先が見えなくなった今
強引に引き留めることは出来なかった

幸い後任のドラマーは、仁井まさおさんの紹介で
因藤良美(いんどう・よしみ)さんに決まったそうだけど

門田さんは、因藤さんがいきなり
『ドラムはどうやって叩くんですか？』
なんて言わんやろうね？
と念押ししてしまわれたんだとか…(笑)

妙安寺ファミリーバンド最後のメンバーになられた因藤さんは

素直で人懐っこい方だったようで
すぐにバンドに溶け込まれ
曲の構成も数回の練習で覚えられたという

門田さんは、仁井さんに会うたびに
感謝の言葉をかけられたそうだ


ヤマハから、ポプコン出場の打診があった時
『ポプコンやら、オレ好かん、出んけんね』と久保さん(苦笑)

門田さんいわく…
わぉ、久し振りに出た久保の食わず嫌い発言(笑)

確か、照和のレギュラーにスカウトされた時も
『照和やら好かん、出んけんね』(笑)

そんな久保さんの性格を見抜いておられたのか？

甲斐さんは『マネージャー自ら口説かないとダメだ』と

長岡さんを仲介人にして
広津さんを差し向けられたんですよね(笑)

ともあれ、いつものように(笑)
門田さんに説得され(爆)
ポプコン出場を決めた久保さんは

本気で優勝を狙うかのような
選曲をなさったんだとか…(笑)

なのに…ヤマハのディレクターの方が久保さんに
『曲がシンプル過ぎるのでアレンジしたい』と言われた時

久保さんいわく…ああ、良いですよ

隣でヒヤヒヤしながら見ていた
門田さんの心の声は

『え～っ!?久保がアレンジをＯＫした!?ウソやろう!?』(笑)

『そのかわり、僕達は出ませんから』
という久保さんの言葉を聞かれ
『うん、やっぱりね』(爆)

ということで
ポプコン出場は取り止めになったらしい(笑)

以前にも触れましたけど、久保さんは…

大森さんにギターを教えられたり
甲斐さんがコンテストで優勝された時に
ピアノで参加されていた方で

甲斐バンドのメンバーにと声をかけられたそうだけど

門田さんによると、久保さんは

曲を２～３回聞くだけで完コピ出来て
独自のギターコードを創作したり

ギターだけでなくベース、ピアノ、ドラム等々
あらゆる楽器をこなせて
作曲の才能にも恵まれていたという

でも、音楽に関しては相当ワガママなので(笑)
甲斐さんのフォローに飽き足らず
いずれ、ご自分の音楽をやりたいと言い出すだろうと…(笑)

久保さんが甲斐バンドに入っておられたら…？
ちょっと聞いてみたかった気が…(笑)