花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

著莪(しゃが)

2010年04月20日 | 嵯峨御流

こちらは普通の著莪!
実家近くの山では杉林の下に群落しています。
我が家も普段なかなか足を踏み入れない場所に植えたところ
根茎が地中浅い場所を這い結構広がってくれました。
この時季白い花がひっそりと咲いてますが、
花茎が葉より高いので咲いた花はまるで蝶が舞っているようにも見えます。
いけばなでは葉はつややかな光沢があり保ちもいいのであしらいによく用いますが
花はあまり出回らないようです。
なぜだろう こんな綺麗な花なのに。。。ちょっと不思議です。

短三管に著莪をいけてみました。
葉は一方方向に生長する片垂れの特徴があります。
また花がついた葉は左右に大きく広がっており出生のままでは整いにくいため
燕子花同様すべて葉を組み直していけました。
もちろん葉は保ちがいいですし、花も一日花ですが花数が多いため次々と咲き、
咲いた花の数や位置で三管筒全体の雰囲気もいろいろ変化しました。
寄せ筒に花をいける際心しなくてはいけないことは
何本筒を組み合わせても、それをすべて一つの花器とみなして調和よくいけることです。
燕子花とはまたひと味ちがった趣があるうえ、
日に日にその表情が変化しなかなかおもしろい花材だと思います。


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