前回お稽古した瓶花の花材、山帰来と桔梗は残念ながらあまり花保ちがよくありませんでした。
(葉のついた山帰来は風情はあるのですが実が落ちやすいというのが欠点がありました)
これからの季節は、ある程度仕方ないことだとは思いますが
それでもやはり教える立場としては
生徒さんがいけられた花のその後も気にならないわけではありません。
今回はアレカ椰子を使って盛花、型にはまらず自由な発想でいける飾盛体をいけていただきました。
合わせた花材はアンスリウム、ドラセナ、アルケミラモリス
アルケミラモリス以外は長く楽しめるはず
椰子の葉で南国の風をイメージさせ
その葉のラインをより強調したくて葉の片方をカットしました。
花器はアンスの色にあわせて赤い花器を選んでみましたが
これにおさまるまでに悩む悩む! あ~難し・・・
生徒さんの中で一番若い20代の○○ちゃん
お花はあっという間にいけあがりました。
可愛いでしょう♪
椰子の木の下で親子がバカンスを楽しんでいる様子をいけたそうです。
(親子っていったけどホントは彼と二人ね きっと・・・)
だからあえてアンスも2本、椰子も三本のうち一本だけ
いけたいイメージがはっきりしてるから用意してあった花材を残すことにも抵抗なかったようです。
いけばなのポイントのひとつである引き算も無理することなくできたわけですね。
そして楽しんでいけてる姿はこれもまた花なり
またひとつ生徒さんから教えられたように思います。