花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

酢の木

2008年06月28日 | 嵯峨御流

自宅の稽古では酢の木を使って盛花の後盛体をいけました。
酢の木は果実(黒紫色に熟します)と葉に酸味があるからこの名がついたそうです
へぇ~葉にも酸味があるんだね
試しに一枚かんでみました。なるほど。。。
(しまった!生徒さんたちにこのこと伝えてなかったわ ごめんね ここ見てたら試してみて)
ということは先日加村先生宅にいけた樹は?
まだ葉もいきいきしていたので捨ててしまうのはもったいなくて
玄関に水盤いけにしていたのでこちらもかんでみました。
残念ながら酸味はありません。ということは酢の木じゃないってことだね


後盛体は水をへだてて対岸の遠景を眺めるような感覚でいける花態です。
ですから役枝はやや短めに、そして水際(入り江)を美しく見せることが大切です。
小さな水盤に自然を造りあげることで自然の生態系を意識し尊ぶ心をも育てる
これこそが嵯峨御流のはなごころだと思います。