花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

銀葉

2008年04月24日 | 嵯峨御流

私はこの花材が大好き
でもなぜか今までに一度しか生けたことがなく
是非とも今年こそはこの銀葉を使いたいと願ってました。
いけばなでは灰緑色の新芽と黒っぽい木肌のコントラストが美しいこの木物を銀葉と呼んでますが、
正しくはウラジロノキ(裏白の木) バラ科ナナカマド科の樹木、
庭に植えているアズキナシと同じ仲間です。

まずはお生花、株分け形式のひとつ 『谷間』に生けました。
木物と木物を同じ花器に株分けしていけ、
谷川の流れを挟んで茂る樹木の景色をいけ表します。




今回手元にいただいた枝は素直な?!(面白味に欠ける)枝ぶりでしたが
石と下草にアジュカを添えてみずみずしい新緑の春の風情を思い描きながらいけました。



また加村先生宅には同じく銀葉をつかって盛花を。
海芋(カイウ 別名カラー)アジュカ 雪の下を使いました。




この海芋は地元の農産物の産直市場で買いました。
農家の方の庭か畑に植わっていたものでしょう。
珍しく葉も数枚添えてありました。
海芋(カラー)は南アフリカ原産の多年草で最近では色や大きさもざまざまなものが出回ってます。
がたいていは花だけが売られてますね
だからもしかしたら葉がどんなものか知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですからせっかく手に入った葉も盛花に使いたかったのですが
どうにも葉が大きすぎてバランスが悪くなりあきらめました。


自宅でその葉をつかって三才格の生花もどきに
(葉茎を短く切ってしまったので茎の立ち上がり部分がありません)
花器に信楽の舟花器を
海芋は湿地を好む植物なのでちょうどいいかと思いまして。。。

 



また庭で咲き始めた白モッコウバラをつかって瓶花を。
クレマチス`デュランディー’を添えました。
最近クレマチスも切り花でいろんな種類が出回るようになりましたね。
憧れの壺型タイプなども。。。(ネット情報)
まだまだこちらでは見かけたことはありませんが
もしも出会ったならば即買って挿し木したい!
あっでもこのタイプは挿し木は難しいんだったけ?!