柳は川岸や湖畔に生えるものが多く、芽吹きの姿が美しい花材。
その長い枝が水に入り、水を潜ってもう一度水面にあらわれる姿を生けます。
正式には柳の中でも猫柳を用いますが
今回稽古で使った柳は猫柳よりも野趣な感じの枝ぶり
(豪州柳というそうですが調べても詳しいことはわかりませんでした)
蟹の花留めを使って水潜りの枝をとりました。
お華の扱いは季節を少しだけ先を歩いています。
水ぬるむ春の景色を想い生け眺める時間
こういう四季のこころを感じることができるところが
お華 嵯峨御流 を学ぶ楽しさのひとつでもあります。