庭に植えている野茨(ノイバラ Rosa multiflora)が咲き始めたので
ひと枝折って挿しました。
ノイバラは日本の野バラの代表的な種で日本各地の山野に自生しています。
その多くは白色ですがこれがほんのりと桜色
どう♪ べっぴんさんでしょう
近くの山に咲いていた枝をいただいて挿し木したものです。
もっと日当たりが良い場所だとさらに濃い色で咲きますが私は
これぐらいほんのりした色合いが好きです。
そしてくしゅくくしゅひらひらとした大輪の薔薇は
マダム サンシィ ドゥ パラベール(Mme. Sancy de Parabere)
これはフランスで生まれた薔薇です。
日本の野バラはこんな華やかな西洋の薔薇にも負けず劣らず素敵です。
薔薇の季節になりました。
大好きな大好きな私の薔薇。。。
その多くはオールドローズといわれる類のものだったり
原種またはその交配種、また日本の野山に咲く野薔薇だったりします。
心をこめて育ててきた薔薇たち
今年はこの薔薇を心おもむくままにできるかぎりいけてみようと思います。
毎年白木香薔薇についで咲くのはこの薔薇ロサ・オドラータ
ちょっと謎多きオドラータですがうちのオドラータは一季咲き 棘はほとんどありません。
蔓薔薇のように枝を伸ばすのでフェンスに誘引して仕立ててます。
紅色の染めが入る蕾がほころぶと淡桜色
ふんわりと咲き、そう強くはありませんが甘い香りを放ちます。
そして桜のごとくその花びらははらり散ります。
斑入りのいたどりとあわせてみました。
斑の入り方にもいろいろ呼び名があります。
詳しくはありませんがこれは散り斑でしょうか。
桜は潔くよく散る風情が日本人の心をとらえたともいわれます。
同じような風情をもつロサ・オドラータ
散り斑もまたそんなオドラータによく似合うように思います。