goo blog サービス終了のお知らせ 

日本水工コンサルタント 社員ブログ

自然との調和に配慮し、農村と都市の新たな風景を創造する

シールド工法の現場見学会

2010年07月05日 | 日記・エッセイ・コラム

6/30(水)に東京都品川区立会川の現場にて、前田建設工業㈱様の御協力の下、シールド工法の現場見学会を開催しました。
Cimg2592 参加者は関東支店の技術1部・3部、及び技術部の総勢18名と、多くの方に参加していただきました。
工事の概要としましては、品川区内の浸水対策を目的とした、別幹線で収容してきた雨水をポンプ所に送るための、最末端の雨水幹線を泥水式シールド工法で築造するというものであります。

Cimg2612 この工事の特徴としては、仕上がり内径がφ8500の中に最小半径R=30mとなる部分が4箇所あり、シールド工法によるこのような大断面かつ急曲角施工となる施工は世界でも類を見ない初めての試みではないか、という現場管理者の説明でした。
また、発進到達部の施工にはシールド機で直接土留め壁を切削できるNOMST工法という工法が採用され、人力による施工を減らしたより安全な工法が取り入れられておりました。

私は、今回の現場見学で日常では味わえない経験をさせていただきました。施工中のトンネルに入るのは少々恐怖を感じました。
実際に施工中のトンネルの中は梅雨の時期ということもあり、とても蒸し暑く、また機械の音などで周囲との意思疎通が困難なため、トランシーバーを各自渡され、そこから聞こえてくる案内を頼りに見学をしていきました。
既に施工済みのR=30の曲線部では鋼製セグメントが張り巡らされ、蜂の巣のような模様で綺麗な曲線を形成しており、トンネルの美しさを感じました。
Cimg2623 また、随所で聞こえてくる現場案内の方の的確な説明や誘導に凄味を感じ、そして、地下にあのような巨大なトンネルを作る技術に感動しました。
前田建設工業㈱様のご配慮に感謝したいと思います。

R.S


4月1日

2010年04月01日 | 日記・エッセイ・コラム

 平成22年度がスタートした。

今日から新たに3名の仲間が加わり、入社式を行った。

新しい試みとして、USTREAMを利用したインターネット中継を行い、遠方の支店の社員も観れるようにした。

USTREAMの日本語版は5月にリリースと聞いているが、英語版では、昨年の事業仕分けの模様やタイガーウッズの関係者向けの会見などで既に盛んに使われている。

無料だし、家庭用ビデオカメラかWEBカメラがあればことは足りる。

情報の非対称性と言われる中、遠方の社員も生中継で情報を共有できるメリットは計り知れない、少しでも非対称の解消の一助になればと思っている。

 

Ca3c0164 入社式の行事も終えた。

今日は、昨日までの寒さもなく、いかにも”春”といった気候で、昼休みに、蕨技術センター近くの市民公園まで散歩してみたが、ご覧のように桜は満開一歩手前、花見客はすでに満開と言った様相だった。


全国都道府県市区町村別の面積

2010年01月27日 | 日記・エッセイ・コラム

 国土地理院が、平成21年10月1日現在の全国都道府県市区町村別の面積を公表しました。

国土の面積は埋立等により、この1年間で、2.94km2増加したそうで、この面積は東京ドーム約63個分に相当するそうです。

それでも、平成元年以来最少の面積増加ということで、この1年では、長崎県が0.57km2と最も増えました。

これらのデータを見るのは、なかなか面白く、都道府県別面積、都県にまたがる境界未定地域、湖沼面積、島面積などが網羅されており、日本地図を頭の中に描きながら想いを馳せることができます。

http://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MENCHO/200910/opening.htm


農業用水

2010年01月21日 | 日記・エッセイ・コラム

 コップ一杯の牛乳が110リットルの水を消費してできているそうです。
これは、牛を一頭育てるのに、6,540トンの水が必要で、さらに、牛が口にする飲料水のほかに餌となるトウモロコシなどの農作物の栽培にも大量の水が必要になるからです。

そして、次のような食糧1kgを作るのに必要な水はというと・・・。
牛肉(20,600リットル)
豚肉(5,900リットル)
鶏肉(4,500リットル)
米(3,600リットル)
卵(3,200リットル)
大麦(2,600リットル)
大豆(2,500リットル)
小麦(2,000リットル)
トウモロコシ(1,900リットル)
パイナップル(396リットル)

 日本が水不足を実感しなくて済んでいるのは、食料を輸入することで大量の海外の水を使っているからなのです。

食料の自給率を上げるのはそう簡単ではありません、農作物を育てるための水が圧倒的に不足してしまうのです。

食糧の輸入は、結果的に水をも輸入しているという現実があります。

食料自給率を上げると言うことは、農業用水が不可欠だということです。その農業用水は農業土木施設によって脈々と流れてくるものです。

かんがい排水事業の平成22年度予算は大変厳しいものがありますが、これらの施設の更新と維持管理は欠かせないものなのです。