こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

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“米育ち”前面にブランド牛 肉質向上手応え 東北の米どころで相次ぐ

2015年05月27日 14時49分30秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「“米育ち”前面にブランド牛 肉質向上手応え 東北の米どころで相次ぐ (2015/5/27)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
米どころの宮城県で、ブランド牛肉の付加価値を高めるために飼料用米を給与する動きが本格化してきた。
主食用米の需給安定に向け、政府が飼料用米への転換を促す中、肥育農家は「供給量が安定すれば畜産農家にも利点が生まれる」と期待する。
秋田県でも飼料用米の増産を受け、米を給与したのをPRする新しいブランド牛肉が誕生。
飼料用米利用の機運が高まっている。


・飼料米増産追い風

「こんなに肩の肉付きが良くなるなんて」。
宮城県の肥育農家10戸が参加し、14年10月に発足した「みやぎ循環型優良和牛生産組合」は、飼料用米による肥育効果に注目している。

組合長を務め、大崎市で繁殖牛30頭、肥育牛20頭の一貫経営を手掛ける松野仁さん(61)は「牛の嗜好(しこう)性が高く、50キロほどの増体につながった」と効果を強調する。

同組合は、「仙台牛」の地域ブランドで、米で育てたことを前面に出す「みやぎ美(み)らいす和牛」を生産。
肥育牛出荷の6カ月以上前から、1頭当たり1日1キロ以上の県産飼料用米を与える。

嗜好性を高めるため加熱処理したJAみどりの産の飼料用米「まなむすめ」の玄米を使う。
年間約80トンを与える計画だ。
15年度は約180頭の出荷を見込む。

県畜産試験場によると、飼料用米を給与した同組合の牛肉は、脂肪のおいしさに影響するオレイン酸など不飽和脂肪酸の含有率が60%以上と、通常の肥育に比べ5%以上高い。
飼料用米価格は加工や運賃も含めて1キロ当たり55円に設定している。

こうした利点に同組合は着目し、飼料用米利用に意欲を示す。
それだけに生産が安定的に続くことを切望する。
松野組合長は「政策が2、3年で変わり、飼料用米増産が途絶えてしまえば、飼料として使う側の畜産農家は対応しきれない。長期的に続けてほしい」と訴える。

秋田県では、米を一定量給与していることを要件にした新ブランド牛肉「秋田牛」が14年10月に誕生した。
政府が米主食用米から飼料用米への転換を推進していることを踏まえ、「米どころの秋田だからこそ、県産米の給与を売りにしたい」(県畜産振興課)と考える。

14年12月から15年3月まで約1000頭を出荷した。
現在90戸が生産しているが、県はさらに増やしたい考えだ。
今後は、まだ米を飼料として与えた経験がない農家向けにサンプルを配り、使いやすさなどの理解を広める予定。
飼料用米の加工・調製設備の導入にも助成し、飼料としての給与体制整備を後押しする。(日影耕造)
というもの。

外国から輸入された餌の使用を止めて、国内産、さらには地元産を使用するという考え方は、次につなぐための農業として、正しいと思う。

一つ気になるのが、宮城県で誕生した「まなむすめ」って、いつから飼料用米となってしまったの?
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