こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

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米10キロ袋増え3割に 割安感与え客単価確保 米穀機構4月調査

2015年05月27日 14時37分12秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「米10キロ袋増え3割に 割安感与え客単価確保 米穀機構4月調査 (2015/5/27)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
スーパーなどで、10キロ袋の米を扱う割合が増えてきた。
2014年産米の価格下落を受け、量目は多くても消費者に割安感を与えようと2000円台半ばの価格設定が可能になっているためだ。
スーパーにとっては、最も一般的な5キロ袋よりも客単価が高くなる効果も見込める。

米穀機構の4月のまとめでは、10キロ袋での販売割合は29.5%。前年同月を3.7ポイント上回り、消費税増税を控えて買いだめ需要があった14年3月を除くと、13年度からの調査開始以来、最高となった。一方5キロ袋は62.2%で、前年同月から3.6ポイント減っている。
10キロ袋の販売割合は12年産はおおむね22~24%、13年産は22~27%に収まっていた。
14年産が出回り始めた14年10月から上昇傾向が続き、30%に近い水準となっている。

東海地方のスーパーは「米の相場が下がってきて、10キロでもお値打ち感がある価格で販売できるようになってきた」と話す。
同機構も「13年産までは10キロの小売価格は3000円以上しており、一つの商品としては割高感があって敬遠されていた。今年産は10キロで2000円台前半の米もあり、消費者が抵抗感なく手を出せるようになっている」と説明する。

一方で関東の米卸は「値下げ競争が進みスーパーは5キロを販売しても売り上げを確保できないため、より単価の高い10キロを増やそうとしている。動きはそれほど良くない」と指摘。
前年産と比べて米価が下がった分、量目を増やして売価を上げてカバーする動きが広がっているとみる。
というもの。

一般消費者の消費量が落ち込んでいる事から、お米のトラブル(食味低下・虫・カビ・匂い)を避けるために、20年以上かけて5kgの時代を作っていた。
さらに全国の産地銘柄米を、平等に評価と消費してもらうために、1~2kgの小分け販売なども進めている。
なのに、明らかに時代に逆行した10kg。

お米に対する知識が無い世代の上に、保管する場所が無い消費地では、昔のようなトラブルが増えてくるのは想像できる。

昔と違い、スーパーでは責任を背負う事が少なく、精米場所の責任とさせられる事が多いから、スーパーに納品している人たちは、利益が無い上に、クレーム処理も多くなるのだから、大変だろうし、苦しくなる事だろうな。
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