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保全する地域選別 人口減踏まえ具体化

2012年11月29日 20時31分47秒 | Weblog
これも、日本農業新聞e農netの記事で、「里地里山 保全する地域選別 人口減踏まえ具体化 環境省検討会議 (2012年11月29日)」

内容は以下のとおり
環境省は28日、里地里山保全・活用検討会議を開き、生物多様性や食料生産などで保全する必要がある里地里山を選別する方針を示した。
(1)国が積極的に保全に取り組むエリア
(2)地域が主体に保全するエリア
(3)自然林に返すエリア――に分けることを想定。
日本の人口が将来減ることを踏まえ「全ての里地里山を保全するのは現実的でない」と判断した。
来年度をめどに具体的なエリア分けに着手する。

同省は、里地里山の役割について
(1)生物多様性の保全
(2)食料・バイオマス(生物由来資源)などのエネルギー供給
(3)農地や森林の多面的機能
(4)景観や伝統文化
(5)自然との共生を学ぶ――と整理。
地域ごとの気候や植生、獣害防止も考慮に入れ、保全する必要がある里地里山を選別する方針だ。

委員からは「農業や林業も生物多様性保全に重要な役割を担っており、どのように推進するか農水省と連携しなくてはいけない」「何年までに国が保全するモデル的な里山を決めるのか」といった意見が出た。

座長の進士五十八東京農業大学名誉教授は「里地里山ごとに生物多様性の保全とか、農林業の維持など役割が違う。役割に応じて必要な支援ができる制度を作らなくてはならない」と述べた。

同会議は、同省が定めた「里地里山保全活動行動計画」を推進するのが目的で、2008年から毎年開いている。
次回は来年2月に開く予定だ。
というもの。

日本の人口が将来減ることを踏まえ「全ての里地里山を保全するのは現実的でない」と判断したというのは、ある意味正論だろうと思うが、残しておきたい、残さなければならない里地里山も、現実にはあると思うのだが、そこの整理も、シッカリと考えてほしい。

一度消えてしまった里地里山は、一生戻らないのだから。
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