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若手指導員 見聞広く JA間で“留学”研修 福岡の3組織 営農事業 充実狙う

2014年05月22日 16時54分38秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「若手指導員 見聞広く JA間で“留学”研修 福岡の3組織 営農事業 充実狙う(2014/5/22) 」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
(財)福岡県農業推進機構の営農指導員留学研修制度を利用して、JA粕屋とJAふくおか嘉穂の若手職員が、JA筑前あさくらで研修生として営農指導や栽培技術を学んでいる。
期間はともに1年間。
JA粕屋は2012年度から3年連続、JAふくおか嘉穂は初。

同機構によると、県農業総合試験場や卸売市場へ研修生を派遣する場合はあるが、JA間で営農指導員を、しかも1年間にわたって派遣するのは全国でも珍しいという。

研修生は、JA粕屋の林孝行さん(23)、JAふくおか嘉穂の松本篤さん(27)の2人。
林さんはJA筑前あさくら野菜課で主にトマトやナス、アスパラガスなどの栽培技術や営農指導を担当している。

JA粕屋は、園芸品目の強化・拡大と生産技術の習得、指導体制を強化するために同制度を利用し、20代の職員をJA筑前あさくらに派遣。
今後も留学研修生の派遣を続け、将来は経験者でプロジェクトチームを編成して 営農指導体制を充実・強化していく考えだ。

林さんは「専業が多く、規模も大きい朝倉で、営農指導や栽培技術だけではなく、生産部会運営のノウハウや販売戦略なども学びたい」と意気込む。

一方、松本さんはJA筑前あさくら農産振興課で普通作の栽培技術や営農指導を担当。
JAふくおか嘉穂は米、麦、大豆の収量増と農家所得の向上を目指し、研修生を派遣した。

松本さんは「筑前あさくらは、組合員と職員のパイプがとても太い。今後、JA間の交流が活発化し、連携し合いながら高齢化対策や担い手育成などの課題に取り組んでいくきっかけになればうれしい」と張り切る。

JA筑前あさくらの山下英次経済担当常務は「JAの営農指導の重要性を互いの職員とともに生産現場で研修し、意識を高めてほしい」とエールを送る。
というもの。

とっても良い考えだと思う。
一昔前だったら、身につけた技術は自分だけのものだったが、今は、身につけた技術は全員で共有する時代。
生産者一人ではどうにもならない時代となっているのと同じで、指導員も技術だけ身につけていても役に立たない。
色々な部分で幅広い技術と知識が必要で、その全てを自由に誰でもが共有できていて、常に一緒に考えられる環境づくりをするべきだろう。

某産地には言ったけど、最先端だけでも駄目だし、過去の技術だけでも駄目な時代。
今の時代に勝つためには、縦横斜め、前後左右に渡った、柔軟な技術指導が必要である。
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