こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

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南国市役所農林水産課より土壌分析デーが届く

2013年03月09日 15時03分14秒 | Weblog
高知県南国市役所農林水産課より、ブランド化をしようとしている「南国市こめ地産地消の会」の、圃場の土壌分析結果が届いた。

内容は、以下の通り
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いつもお世話になります。
先日は、寒いところご来高賜りありがとうございました。

早速、圃場の土壌分析をいたしましたところ添付内容の結果となりました。
結果を見るところ、苦土(Mg)がどの圃場も不足気味のようですので、
高知県農術センターと協議しながら徐々に土壌改良剤を投入していく予定です。
圃場⑨の南国そだち以外はコシヒカリの圃場です。

ご指導のほど何卒よろしくお願いいたします。

      pH   EC  石灰(Ca) 苦土(Mg) カリウム 有効態リン酸
ほ場①  6.23  0.11  154.67  16.61  48.35  28.57
ほ場②  5.79  0.03   96.96  14.06  49.16  22.00
ほ場③  5.95  0.02   92.04   9.34  23.56  21.40
ほ場④  6.78  0.03  171.21  14.62  20.36  22.78
ほ場⑤  6.53  0.07  130.28  19.61  57.96  38.89
ほ場⑥  6.56  0.04  183.17  23.16  38.35  50.64
ほ場⑦  6.45  0.06  141.26  13.87  36.11  31.19
ほ場⑧  6.19  0.03  123.15   9.54  19.37  13.31
ほ場⑨  5.84  0.03  214.98  19.90  32.41   9.14
※石灰、苦土、カリウム、有効態リン酸の単位は全てmg/100g
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というものだった。

ブランド化するのであれば、一般的には「有機たい肥」を使用するものだろう。
でも今回自分は、この圃場(水田)にたいして、土壌改良剤の使用を推薦している。
なぜかは、判ってもらえることだろう。

農業の基本は「土づくり」が全て。
その土が病んでいるとしたら、どんなに努力をしても、お米の実力は発揮されないし、その努力も報われる事は無い。

さらにTPPが動き出すのだから、時間をかけて土づくりをする時間も無くなってしまった。

なので、まず土を健康に状態に戻す。
そして、その土地ならではの特徴を持った、元気で健康なお米を作る。
さらに、消費者からも、評価をシッカリと貰う。
特別栽培米になるのは、それからでも構わない。
消費者が支持してくれるのなら、自然と「特別栽培米を作ってほしい」という要求が来るのだから。
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