こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

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土鍋を使わない訳

2018年07月09日 11時25分10秒 | Weblog


自分がテレビ等でご飯を炊く場合、土鍋を使う、鍋を使うという企画以外は、絶対に炊飯器を使用する。

テレビ局等は、カメラ映りが良い事から、なにかと土鍋を使いたがる。
であるが、一般的な事として、炊飯器を使用している消費者が圧倒的に多い。
なので自分は、それを断ってでも炊飯器でお米を炊いている。
そうしなければ、アナウンサーさんや芸能人さんが、お米を食べた時のコメントが、そのまま消費者の体感と一緒にならないからである。

同様の理由から、消費地の実情と照らし合しても、羽釜は、もっと使用することは無いのである。

お米を炊く時は、水と火だけしか使用しない。
なので、何で炊くのかによって、味わいも特徴も、大きく変わる。

プロとして必要なのは、品種の炊き上がり特徴を、お米の知識が無い消費者に対して、判りやすく伝えて、その特徴を、そのまま消費者が体感して、納得してもらう事である。
だからこそ、使用している消費者が少ない土鍋などではなく、多くの消費者が使用している、炊飯器を使用しているのである。

炊飯器と土鍋とでの、「炊き上がり特徴の違い」と言う事であれば、自分も何度かしている。
土鍋も鍋も羽釜でも、どれも炊き上がり特徴が違っていて、どれも美味しいと思う。
それについては、否定どころか、大いに認めている。

時間の無い時や忙しい時には炊飯器。
週末ののんびり出来る時は土鍋。
そんな時代を作りたいと思っているのだが、現実は、1歩も2歩も、その手前で止まってしまっている。
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