こだわり米、差別化米を専門に取り扱っている「はくばく:旧 和穀の会」主催の「花キラリ説明会」が、7月1日に大阪で開催され、8日は名古屋で開催された。
そして、15日が東京となる。
主催側からも参加のお願いが来ているので、さっきまでは「暑い日で嫌だけど行くかぁ」となっていたのだが、「土鍋で炊いた6品種の食べ比べ」という、意味の無い企画が名古屋会場であったとSNSで書かれていて、同じ事を東京会場でもするのであれば、産地も自分も、明らかに時間の無駄でしかないので、欠席しようと考え直した。
産地がプレゼンテーション出来る時間は、わずか15分しかない。
その時間内に全てを話す事は、まず不可能。
したがって、その後にある産地ブース毎での、試食だったり米屋との会話する時間が、産地にとっても、米屋にとっても、絶対に必要なのである。
しかし、食べ比べをしてしまうと、産地にとって大切な時間を失ってしまうし、差別化している産地・品種の説明をしていて、その品種を試食するのであれば、全ての品種に個性が出ている事から、特徴に違いがある事を確認するだけでしかない。
それに、食べ比べなんていう事は、米屋が自分の販売のためにするのが常識であって、わざわざ、時間が足りない場所でする事ではない。
どうしても、皆で食べ比べをしたいのであれば、それだけのために、別の日に開催するべきだと思う。
更に、多くの消費者が使用している炊飯器なら、まだ情報として使えるかも知れないが、まだまだ使用している人が少ない、土鍋で炊いた品種の結果であるのなら、お客様との会話にも使えない。
大阪会場では、何時もと同じ説明しか出来ない産地もいて、米屋から「マンネリ」と指摘された事から、名古屋会場と東京会場に産参加する産地は、昨年との違いと変更点、修正と改善、目標と成長。
更に、産地として、何処を目覚しているか、どんな産地に成りたいのか等を、シッカリと伝える気持ちで、会場に来ていたはずである。
産地にとっては、伝え切れなかった残念さが残っただろうし、米屋も、せっかくのチャンスを、自ら潰してしまったと思う。
全く、何のための開催なのだろう。
時間の無駄でしか無いのなら、自分は行かない。
欠席。
もっとも、欠席の方が、参加する米屋にとっては有り難いだろうと思う。
会場に、変なピリピリ感が無くなるからね。
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