こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

朝までかかった資料づくり

2012年07月23日 10時16分22秒 | Weblog
土曜日の夜から、佐賀県で使用する資料を作り始めた。

他産地での講演と佐賀県の講演は、資料としては重なっている部分もあるが、根本的に違いがある。
なぜなら、佐賀というのは、まったくの無名ではなく、かつて一度全国に広がったことがある、ブランド産地なのだ。
それが、農協合併や流通変更などで止まってしまい、以降、暗黒の時代が続いてしまっているのだ。

それでも他産地からすれば、佐賀米をブランドだとか、勢いがある産地だと思っている人もいるだろう。
しかし、この程度では、将来性は無いに等しい。

佐賀県も、それが判っているから、ダメ出しを言い続けている自分を、今回呼ぶことにしたのだろう。

資料は31ページと、他産地の講演資料よりも少ない。
作り始めた最初は、ブランド米の作り方なども入っていたので、150ページを超えていたのだが、佐賀県には既に一度、ブランドの作り方を教えているので、この部分は必要ないだろうと判断して、削除してしまったからである。

ところが、削除してしまってから、「若手の職員は、佐賀米販売計画という、以前のブランド化計画を知らないのでは」と思い、もう一度追加したのだが、以前のブランド化計画については、ブランド化計画にかかわった先輩方から、「当初消費地では、どういう現象が起こったのか」「どこで道を間違えてしまったのか」「なぜ修正することができなかったのか」を、生の声で話してもらって、直接聞いた方が、参考になるだろうと思いなおして、やはり削除することにしたのだった。

それからも資料づくりの中で、「今の各農協で、スズノブを知っている人はいるのだろうか」「以前の佐賀県の勢いを知っている人は残っているのだろうか」と思いだしたりするたびに、追加したり削除したりの繰り返しとなってしまい、半日程度で作り上げる予定だった資料は、月曜日の朝までかかってしまうことになったのだ。


31ページの中では、「消費地のこと」「ブランド米とは」という部分を中心に作り上げている。
ページ数としては少なくても、1ページごとに話す内容が盛り沢山にあるから、これでも多いかもしれない。
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